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人は、限界に近づくと、選択を迫られる。
待つか。
離れるか。
琉叶は、布団の中で天井を見つめながら、ずっと考えていた。
待ち続けたら、どうなるんだろう。
この苦しさが続くだけ。
期待して、
何も起きなくて、
傷ついて、
その繰り返し。
じゃあ、離れたらどうなるんだろう。
もっと苦しくなるかもしれない。
でも、楽になるかもしれない。
わからない未来。
どっちも怖い。
どっちも正解に見えない。
だから、何も選べなかった。
決められなかった。
ただ、心だけが疲れていた。
スマホを見ても、何も通知はない。
もともと連絡手段がない関係。
変わったことは何もない。
でも、心の中では、全部が変わっていた。
琉叶は、目を閉じた。
心の中で、小さく思った。
――私は、どうしたいんだろう。
答えは出ない。
でも、一つだけ確かなことがあった。
このままでは、続かない。
何かを変えないと、壊れる。
それだけは、はっきりしていた。