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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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⚠一次創作

重たいというかグロい

エグいので閲覧注意

久々に書いたので下手です🙇

百合です。ロリコンと殺人鬼がでてきます











ーーーーーーーーー









私のクラスの天使は悪魔だった。























ある蒸し暑い夏の夕方。

“天使”を一目見たいが為に私が帰路とは逆方向の彼女の家の近くの公園に立ち寄ったとき、


悪魔に出会った





















教師生活を始めて早数ヶ月。

今年の4月に新卒として小学校に赴任し、新卒早々担任を任されてしまい私は不安で仕方なかった

震える手を抑えて扉を開ける

「…!」

その時、ふとある女の子と目があった

「………!!!」

私はその瞬間、先生という立場でありながら

その女の子に一目惚れをしてしまった。


私の自己紹介を終え、生徒の自己紹介に移る

色んな子が自分を紹介していく

小4にもなれば皆友達もいて、自己紹介に突っ込んでいく子などもいる

そんな中、その子に自己紹介が移ると自然と教室が静寂に包まれた

「あ、えっと…〇〇…リリといいます、…よろしくお願いします。」

その子は顔を真っ赤にし小さい声でそう言いそそくさと席に座った

(か、かわいい……………。)



そうして数ヶ月、緊張と不慣れで完璧とは言えない生活をして私はその子……リリちゃんのことが更に好きになっていった

リリちゃんは勉強が得意でテストも大体満点。そして運動は苦手なのか走る速度もクラスで一番下、友達は多くない…というかいないタイプで、休み時間はずっと一人で絵を書いている

性格は大人しく、話しかけられたら声が裏返っちゃう、そんな感じで話しかける人はほぼいないが、雰囲気と顔立ちがとても可愛く裏でモテているタイプ。

人と関わるのは苦手のようだが、私が何度か話しかけるうちに私には笑顔を見せてくれるようになり、私は次第に彼女に好意を、そして劣情を向けるようになった


そんなある日、私は仕事が早く終わりいつもより早く学校を出た

「……あ、そうだ」

気の迷いだった

車に乗り、帰路とは別方向に進む

私が向かっていた方向は、リリちゃんの家の方向だった

(たしか、リリちゃんはこのくらいの時間に飼ってるワンちゃんの散歩にいってるはず…)

そう思い、ふと住宅地に隠されたように作られた公園の前を通る

彼女と思われる影を見つけ、急いで近くに車を停めて公園に駆け足で寄っていく

公園に近くなるにつれ速度を緩め、自然に彼女に近づこうとしたとき、リリちゃんは立ち上がった

「………え、……?」

彼女の足元には、生き物と言えばいいのか、なんといえばいいのか…

“赤色の何か”があった

「……ぁ……………。」

私が後ずさると、リリちゃんは物音に気づいて振り返った



























「…あの、呼び出してごめんね、リリ…ちゃん…」

「あのね、僕、リリちゃんのことが好きなんだ」

それは小学3年生の時だった。

隣のクラスの男の子に突然呼び出されて、そう告げられた

「…え…?」

「だから、僕と付き合ってほしくて」

そう言って男の子が近づいてくる

「や、…その……………」

同級生の男の子が告白してくれた。

たったそれだけのこと。

それだけなのに。










気づけば私は男の子を突き飛ばしていた

男の子は岩にぶつかって血を流して倒れていた

「あ………………」

私はなんてことをしてしまったのだろう

私はなんて悪い子なんだろう。













悪いことをしちゃったのに。ものすごく心地がよかったの



















「……〇〇先生」

「リリ、ちゃん……?」

私がこの学校に赴任する前、ある噂を聞いた

この学校では、去年何人かの男子生徒が行方不明になったと

「……それ、…2組の〇〇くん……?」

私がそう聞くと、リリちゃんはこくりと首を揺らした

「…なんで、こんな……」

なんでだろう

可愛らしい服を赤く染めたリリちゃんと、足元にグチャグチャになった死体

通報するべきだ。こんなのリリちゃんじゃない。だって、リリちゃんは天使だから…………

なのに、なんでだろう




そんなリリちゃんが、とても美しく見えた



「…リリちゃん、去年の男子生徒がいなくなったっていうあれは…」

リリちゃんは無表情で頷く

「…先生。」

「私、怖かったんです」

「話したこともないのに私に近づいてきて告白してくる男の子達」

「絵本や小説だったら美しく書かれてるのに、私はとても怖かったんです」

リリちゃんはぽつりと話し始めた

「……私、やっぱり捕まっちゃいますかね。」

「…そうですよね。人を殺してしまうと警察に逮捕されちゃう。当たり前です」

「…でも、なんででしょう」

リリちゃんは足元のものを愛おしそうに眺め、呟いた

「……すごく心地よかったんです」

彼女は不敵に微笑んだ

その姿はまるで、悪魔のようだった



ああ、やっぱり





















この子は最高だ…………!!

























「…よし、ゴミまとめ終わり」

ゴミ袋を結び、それを持って家を出る

「うわ、寒っ…」

「早めにいかないと、そろそろ仕事いかないと」

少し駆け足でゴミ捨て場に走る

ゴミ捨て場に置いてある箱を開けてゴミ袋を放り投げる

「あー…おもた。」

「え、もうこんな時間?!早く学校いかないと…」

急いで家に戻り、手袋を外す

「…冬はいいね〜、手袋付けてても不思議がられないし」

車に乗り急いで学校へ向かう

大急ぎで階段を駆けのぼって教室に入る

「みんなごめんね〜!!先生なのに遅刻しちゃった…(汗)皆は私を反面教師にしてね、!!」

「せんせーそれせんせーが言うことなんですかー?」

生徒たちが笑う

「えへへ………」

そうしていると、ふとリリちゃんと目があった

「…先生、おはよ。」

(ーーーーーーっ!!今日もかわいい!!!)

ホームルームが終わり、ふとリリちゃんとすれ違った瞬間、リリちゃんは私にだけ聞こえるように呟いた

「…先生、今日またゴミ袋もらってね。」

「…うん。もちろん」










「えー、次のニュースです」

「〇〇県〇〇市にて、またもや行方不明事件がおきました」

「警察は、昨年起こっていた連続男児行方不明事件と関連があるとして捜索を続けています」
























私は、教師失格なのかもしれない。

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イメージして書いた曲はいよわさんの「夢遊絶頂感」です。ぜひ聞いてみてください

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