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これは、とある町に住む少女の話___________
彼女の名前は、らのかちゃん。
らのかちゃんは生まれつき感情を出すことが苦手。
だからクラスメイトの子にはいつも
『笑ったり泣いたりしないからロボットみてぇw』
と笑われているらしい。
けど、らのかちゃんは感情を出せないのでいつも黙って聞いていた。
そんならのかちゃん、実はみんなには秘密の趣味があるんだって。
それは漫画、アニメ鑑賞。
らのかちゃんは、人前では感情を出せないけど、漫画やアニメを見ている時だけは
思う存分感情を出せるらしい。
面白いシーンなら笑う、感動シーンなら泣く、クライマックスなら真剣に、
そんな感じで漫画やアニメを見ている時だけが、唯一自分が自分であれる時間らしい。
それでも、人前で感情が出せないのは変わらなくて、本人もそのことについて普段から
気にしちゃうんだって。
どうにか人前でもありのままの自分を出せないかな。。
そんなことを考えていたある日、らのかちゃんはとある一冊の本と出会う。
それは世界中の方々の名言集。
その中にこんなことが書いてあった。
『感情をコントロールせよ』
ジェシー・リバモアの名言だ。
その言葉をみた瞬間、らのかちゃんはなにかが閃いた。
あ、そうか。
私は今まで“感情が出せない”じゃなくて“感情を出さない”で生きてきたんだ。
自分が感情をコントロールできていなかったんじゃない、自分が感情にコントロールされていたんだ。
そう悟った。
らのかちゃんは“感情をうまくコントロールして、もうコントロールはされない”そう心に誓った。
それからのらのかちゃんは、今までずっとできなかった“笑顔で挨拶”をして、
たくさんの人に感情を届けた。
人が感情を出せるなら、自分にも出せるんだ。そう思い生きていく少女、らのかちゃんは
世界で1番、優しい温かい笑顔を世界中に届けましたとさ。
と、いうことで読んでいただきありがとうございました♪
気付いた方いるかもしれませんが、この話はフィクションではなく全て実話です。
話で登場する『らのかちゃん』は昔の私です。
昔から感情を出せなかった私、そんな私が最終的にいろんな方々に笑顔を届けられる
人になれた、つまりは自分からなにかを始めなければなにも進まない。
そういうことを伝えたかったんです。
『どんな人にも、笑って泣いて怒っていい権利がある』
これが1番伝えたかったことです。
どんな人でも感情は持ってる、だからそれをどんな人でもありのまま出していい
権利がある。
みなさんは、ありのままの自分で生きられていますか?
少しでも感情を抑えていませんか?
私は世界中で“自分”を出すことができない人を1人でも少なくできたらいいなと思います。
みんな生きてて偉い、感情が出せて偉い。
私を、見つけてくれて偉い。
ありがとう。