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古流斬
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87
チタコロ
323
希望の曖昧』
第二章 七つ大罪編
第三十七話「不要なもの」
異空間。
暴食と古流斬の戦いは、限界を超えて崩壊寸前まで達していた。
灰色の霧が空間を侵食し、暴食の存在すら揺らぎ始める。
「……もう無理だな、これ。」
暴食が苦笑する。
「喰う側が、喰われるってのは変な話だ。」
古流斬はナイフを握ったまま、動けなかった。
(これ以上は……本当にまずい。)
⸻
終焉
その瞬間だった。
空間の“上”から、圧倒的な圧が降りる。
ズン……
世界そのものが沈むような感覚。
傲慢。
玉座の間から、その存在だけが干渉していた。
「もういい。」
その一言で、空間の歪みが止まる。
暴食の身体が一瞬で崩れ始める。
「え……?」
暴食は自分の手を見た。
「俺……何して……」
そのまま、灰のように崩壊し、消滅した。
七つ大罪・暴食、脱落。
⸻
傲慢の介入
古流斬は空を見上げる。
「傲慢……!」
空間の向こう側から声が響く。
「無駄なものは不要だ。」
冷たい声。
そして傲慢は続ける。
正直治し方知らんだから処理した活躍したよ曖昧付与出したからなぁそれは効かない理想で耐性を作っただから
「暴食は処理した。」
「戦力は整理された。」
⸻
戦いの停止
さらに傲慢は静かに告げる。
「この戦いは一旦停止する。」
その言葉に、嫉妬と色欲も動きを止める。
「お互い、戦力を失った。」
「1ヶ月休戦だ。」
古流斬は眉をひそめる。
「休戦だと……?」
傲慢は答える。
「今のままでは、どちらも消耗するだけだ。」
「つまらない結末は望まない。」
⸻
古流斬の決断
異空間が完全に解かれる。
古流斬は防衛軍本部へ戻される。
ケイトが駆け寄る。
「古流斬!」
古流斬は静かに息を吐く。
「……一旦終わりだ。」
その夜。
防衛軍本部で、古流斬は一人語る。
「曖昧は“存在そのものを揺らす力”だ。」
「だから扱いを間違えれば、味方も敵も関係なく消える。」
ネイト、ラント、ケイトは黙って聞いていた。
⸻
1ヶ月の静寂
傲慢の言葉通り、戦いは止まった。
七つ大罪も動かない。
防衛軍も動かない。
しかし、それは“終わり”ではない。
ただの“嵐の前の静けさ”。
古流斬は空を見上げる。
(次に来るのは……本当の傲慢だ。)
その視線の先で、遠くの玉座が静かに光っていた。
――第三十七話「不要なもの」 完
コメント
1件
あー、暴食、消えちゃったか……。なんか最後まで「食べる側が食べられる」って苦笑いするところが、妙に哀しかったな。傲慢の介入があまりにも冷徹で、「無駄なものは不要」って一言で片付けちゃう感じ、ゾッとしたわ。でも曖昧の力、確かに危険だよな。扱い間違えたら味方諸共ってのが怖い。1ヶ月の静寂、これは次が本当のヤツって予感しかしない。また続き読むわ🔥