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古流斬
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チタコロ
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『希望の曖昧』
第二章 七つ大罪編
第三十八話「犠牲の選択」
休戦から数日後。
防衛軍本部は静かだった。
だが、その静けさは「平和」ではない。
ただ、次の戦いの準備期間に過ぎなかった。
⸻
古流斬の思考
古流斬は一人、訓練場に立っていた。
ナイフを見つめる。
(傲慢は強い。)
(憤怒、強欲、暴食……全部を見てきた。)
(このままじゃ、誰も勝てない。)
拳を握る。
「……なら。」
「一つだけある。」
⸻
新たな能力の発想
古流斬の中で、一つの“答え”が形になる。
(曖昧は“存在を揺らす力”。)
(なら、逆に――)
「存在を完全に確定させる代償技。」
ネイトが以前言っていた言葉が蘇る。
「能力には必ず代償がある。」
古流斬は静かに呟く。
「俺の命を、確定させる。」
⸻
犠牲の覚悟
その瞬間、古流斬の右手に黒い印が浮かぶ。
ケイトが駆け込む。
「古流斬!それは……!」
古流斬は振り返らない。
「傲慢を倒すための手段だ。」
「俺の“存在”を犠牲にする。」
その言葉に場が凍る。
⸻
効果
ネイトが震えながら分析する。
「それは……」
「存在消滅の上位互換だ。」
「自分の存在を“確定させる代わりに”、敵の存在を完全固定して破壊する……!」
ラントが顔をしかめる。
「つまりどうなる?」
ネイトは答える。
「発動した瞬間――」
「古流斬自身の存在も“固定される”。」
「結果として……」
一瞬、全員が沈黙する。
「使用者も消滅する可能性がある。」
⸻
リスク
古流斬は小さく笑う。
「いいじゃねぇか。」
ケイトが叫ぶ。
「よくねぇよ!!」
はるかも涙目で止める。
「それ使ったら死ぬんだよ!」
古流斬は静かに答える。
「分かってる。」
「でも、傲慢は倒さないと終わらない。」
⸻
結論
ラントが前に出る。
「却下だ。」
「その技は封印する。」
しかし古流斬は首を振る。
「いや。」
「“最終手段”として残す。」
その目には迷いがない。
「使うかどうかは……傲慢と向き合った時に決める。」
⸻
傲慢の影
その頃、遠くの玉座。
傲慢は静かに目を開けていた。
「犠牲か。」
「面白い選択だ。」
「だが――」
小さく笑う。
「まだ早い。」
「お前はまだ、“自分を捨てきれていない”。」
⸻
休戦の1ヶ月は、静かに進んでいく。
だがその静寂は、確実に終わりへ向かっていた。
――第三十八話「犠牲の選択」 完
コメント
1件
うわっ……第38話、めっちゃ重かった😭💔 古流斬、自分の存在ごと消える覚悟で新たな力を作ろうとしてるのマジで心臓に悪いよ…! 「犠牲の選択」ってタイトルまんまだけど、本人がもうその道見据えてる感じが切なすぎる。 ケイトとはるかが必死に止めるシーンでこっちも「やめて!」ってなった。 傲慢の余裕のセリフも不気味で震えるわ。休戦期間が逆に怖いよ〜!次どうなるんだろう!!😣💦