テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ころ
12
コメント
4件

こちらから失礼します、携帯電話を紛失して機種変したので改めてフォロー申請させて頂きました、改めてフォロー頂けると嬉しいです。 これからも拝読させて頂きたいですよろしくお願いします致します
切ない...(´•̥ ω •̥` ) でも、この切なさが片想い系の醍醐味よの そして、順を追って読んでて今さら気付いたのだけれど、私、🖤→🩷より🖤←🩷の片想いの方が好きかも~ この俺の方が年上だし、変に背負わせたくないしでうちに秘めちゃう感じ 今の季節、ちょっと油断すると体調にくるので、水瀬さんも無理しないようにしてね こまめに水分補給と塩分もとるのよ(瀬良おかん化-w-w) あと、しつこくコメしてごめんよ。久しぶりに読みにまわれてウキウキなの…反省!!
うわああああ泣いた😭💦💦 佐久間くんの「平気なわけねーだろ」って叫ぶシーン、胸がぎゅってなった…! 好きだからこそ気持ちをしまい込む選択、切なすぎるよ…。蓮の優しさに触れた記憶が身体に残ってて、でも忘れろって言わなきゃいけないの、辛すぎる…。蓮からのメッセージでまた好きが溢れるのも、もうダメだ…。次どうなるのか気になりすぎる!
あれから、酔ってた間のことを断片的ではあるけど思い出してきた。きっかけは分からないけど、お互い合意の上で事に及んだのは確か。
俺が無理に誘ったわけじゃないことに、少しだけ安堵する。
記憶が甦って一番に思ったのは、ずっと優しかったなってこと。
ちょっとくらい乱暴にされてればさ、がっかりしようもあるのに。思い出す場面全部、あいつ優しいんだもん。
俺男だし、メンバーだよ? 少しくらい自分の好きに動いたって壊れたりも傷付いたりもしないよ。酔ってる時まで相手を気遣うとかさ、本当に真面目な奴だよな。
だから、この好きを手放せないんじゃん。
そうだよ、好きなんだよ。大好きなんだ。
だからこそ、仕舞っておかなきゃ。蓮が大切だからこそ迷惑をかけないように。俺への罪悪感なんかに囚われることのないように。
俺は大丈夫。一度だけでも抱かれて幸せだったって、そう思えば生きていける。あれは奇跡のような時間だったんだ。
蓮への好きを大切に箱に仕舞って、何重にも鍵をかける。決して表に出てくることのないように厳重に。
その瞬間だけは、何故か涙が溢れて止まらなかった。
次に蓮に会ったのは全員での歌番組の打ち合わせの日。
覚悟は出来てたし、そのつもりだった。それでも顔を見た瞬間は心が震えた。
それを抑えることが出来たのは、蓮の複雑な表情を目の当たりにしたから。
どこか気まずそうな、困ったような顔。
そりゃそうだよな。メンバーである俺とあんな事があって、その上好きだなんて言われればそうなる。
おかげで冷静になれて、穏やかに微笑んでから蓮に背を向けた。
好きだよ、蓮。だからこそ、この気持ちはもう二度と見せないから。
意識をすれば恋をしてない振りなんてそう難しいことじゃない。これまで側にいたくて、そして構って欲しくてしていた行動を止めればいいだけだから。
胸の痛みさえ無視すれば、なんてことない。
「…あの、佐久間くん…」
「……うん、何?」
打ち合わせが終わりかけの頃、俺の斜め後ろから遠慮がちな蓮の声が聞こえてきた。
びくりと身体が震えそうになるのを根性で押し殺して、何事もなかったように振り向く。
目が合った瞬間、蓮の目が戸惑ったように揺れた。
首を傾げて「何だよ?」って促すと、はっとした顔をして慌てて手に持っていた紙を見せてくる。
「あのさ、この時の立ち位置なんだけど…」
「ああ、これな。セットの関係でいつもより距離が近いんだよな」
そのせいで入れ替わる時にぶつかってしまうかもしれない。ファンの皆に悟られないように上手く動かないと。
そう思って意見を交換してる間も、蓮はどこかそわそわして落ち着かない。スルーしようかと思ったけど、このままだと勘の良い深澤辺りに何か言われないとも限らない。
「……蓮。忘れろって言ったろ」
「っ、けど…」
他の奴らも打ち合わせしたり帰り支度を始めたりでこちらを見ていないのを確認して、蓮にだけ聞こえるくらいの声で呟いた。
「いいから。俺とお前には何もなかった。次の日の事も含めて…お前は全部忘れていいんだよ」
「でも、それじゃ…」
「…中途半端に優しくする方が、残酷だからな」
敢えて真正面から蓮の顔をじっと見て告げる。
俺の言葉に、何故か蓮の方が傷付いたような顔をした。
「……佐久間くんは、平気なの」
そう言われた瞬間腹の底から込み上げてくるものがあったけど、無理矢理抑え込む。
咄嗟に何も言えずにいると「…ごめん」と呟いた蓮がバツが悪そうな顔で向こうにいった。その背を見送ってから、ゆっくり立ち上がってその場を離れる。
叫び出しそうな衝動を噛み殺しながら、荷物をかき集めて帰り支度をした。
出入り口近くにいた阿部ちゃんと深澤に「用事あるからもう出るな」と伝えて部屋を出た。驚いたような顔をしてたけど、それに反応する余裕がなくて。
そこから駐車場に停めた自分の車まで走る。車内に入るなりガンッと大きな音を立ててハンドルを殴り付けた。
「…平気なわけ、ねーだろ…っ!」
無理してるに決まってんだろ!!
今だって蓮のことが好きで好きで、でもそれを無理矢理に箱に押し込んでる状態で。
それだけならまだしも、蓮に触れてしまったから。
蓮の熱さも、腕の中の心地良さも、触れる手の優しさも。全部全部この身体に残ってしまってる。
それも全部忘れた振りして抑え込んで。
知らなければ、こんなに苦しくなかったのに。
「好きが消えないのに、平気なわけないじゃんか…っ」
抑え切れなかった涙が、後から後からぽろぽろと溢れてくる。蓮への『好き』も、涙になって流してしまえたらきっと楽になれるのに。
不意に携帯の通知音がして、ノロノロと顔を上げる。
鞄の中から手探りで取り出して確認すると、蓮からのメッセージだった。
『さっきはごめんなさい。無神経だった』
『直接謝りたいけど、今はそんな気分じゃないだろうから。メッセージでごめん』
『次に会った時に直接謝らせてください』
メッセージの内容を確認して、思わず携帯をぎゅっと握り締める。
本当に、そういうとこ。マジでやだ。
きっと何て送ろうか考えた末の、無骨だけどストレートな文章なんだろう。
真面目で優しい、蓮らしい文面。
何でさ、嫌いにならせてくれないんだろう。こういうとこが好きなんだって確認させてくるんだろ。
本当に、残酷な奴だよ。
「こんなんで嬉しいとか、俺、バカだなぁ…」
もう笑うしかない。
どうしたって俺は蓮が好きで。それを失くすことは出来なくて。
でも、だからこそそれはしっかりと仕舞っておかなければならない。
大好きだからこそ、困らせないように。
だからお願い、早く全部忘れてよ、蓮。