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逸る気持ちを抑えながら、怜は奏の部屋着を脱がせていき、下着だけの姿になった彼女に息を呑む。
芳醇な色合いのボルドーの上質な生地に、ゴールドの糸で薔薇が刺繍されているランジェリーは、クリスマスらしい華やかさを引き立たせている。
この日のために奏が買い揃えた、ブラとショーツとキャミソール。
色白の肌に所々咲いている赤黒い華と、彼女の纏っているそれは、大人の女の艶を解き放っていた。
怜は奏の姿を瞳に焼き付けるように射抜くと、彼女は恥ずかしいのか、彼に背中を向ける。
「こんなに見られると恥ずかしい……」
奏は口早に呟くと、怜が仰向けにさせ、吐息混じりに言葉を返す。
「奏……。すごく……綺麗だ……」
怜は起き上がると、部屋着を荒々しく脱ぎ捨てた。
黒のボクサーだけになった怜の体躯は全体に筋肉が適度に付き、微かに割れている腹筋は、ため息を吐いてしまうほど美しい。
これからこの肉体に抱かれるのかと思うと、奏の心臓は早鐘が打ち鳴らされ、ボクサーの中心の膨らみを見た瞬間、顔を赤らめてしまう。
オスと化した怜に、奏の下腹部がキュっと締め付けられたような気がした。
女の色気を溢れさせる奏の姿を堪能しながら、怜はキャミソールの裾から手を忍ばせ、ブラホックを簡単に外す。
キャミソールをブラのストラップと一緒にゆっくりと引き下ろしていくと、丸みを帯びた双丘が露わになった。
怜が奏の頭の横に両手を突き、欲情を滲ませて見下ろしている。
「奏」
涼しげな奥二重の瞳が、奏へ真っ直ぐに向けられている。
久々に見た彼の目力の強い瞳に、彼女の胸の奥が苦しくなってしまう。
「俺の全ては奏のものだ。奏の全ては——」
これから奏を思う存分に抱く事を知らしめるように、怜は小さな顎に触れると、グイっと顔を近付ける。
「——俺のものだ」
半ば強引に怜へ顔を向かせ、激しいキスを落とした。
唇を離し、怜の手は奏のブラとキャミソールを剥ぎ取り、再び小さな唇を奪いながら美乳を揉みしだいた。
「んっ……ううぅっ……」
胸の膨らみを弄ったまま、彼の唇は頬、首筋、胸元へと辿り、色濃くなった小さな果実を舌先で転がしていく。
「ああぁっ……んっ……」
「奏……。もっと声を…………聞かせてくれ……」
余裕をなくした怜の声に、奏の背筋はゾクゾクしながら細かな泡が迫り上がっていく。
彼は尖端を音を立ててしゃぶったまま、もう一つの果肉を指先で摘むと、優しく捏ね始めた。
「あんっ……はうっ」
柔らかな細身の身体がピクリと震え、蠱惑的な表情を映し出す。
怜だけにしか見せない奏の官能的な姿態を、もっと淫らにしたい欲望が彼の中に渦巻いていく。
(もっと暴きたい。奏の……いやらしい姿を……俺が暴き出したい……)
怜は乳首を舐めしゃぶりながら、乳房を弄っていた手を脇腹から腰へと伝わせた後、ショーツに覆われた奏の中心部にそっと触れた。