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そこヘ部屋のドアノブが動き美鈴が寝室から出てきた
「どうしたの?二人供大きな声を出して・・・具合が悪くて寝てたのよ」
美鈴は確かに気だるそうにしていたけどネグリジェに部屋着の肩かけを胸に巻きつけ、長い髪を肩に垂らしていた。
そんな格好をして私の夫の前に出てきた美鈴を、私はずいぶん無神経だと思った。私がいやな顔をしたのに気づいたらしく
「何もないならもう暫く横にならせてもらうわ」
とくるりと向こうを向き、再び寝室に入って鍵をかけた
徹は「一緒にコンビニまで散歩しないか?」と口ごもりながら私を誘った
外に出ると、徹は気味が悪いほど愛想が良く、私に優しかったが、それに反して私は黙りこんだ。
もっとも、私はいつもあまりしゃべる方ではないのだが。そのうち徹が、何かあったのか?どうしてそんなに黙っているのか?と聞いた。二階に行ったのは本当に私を探していたんだとも言った。全てが言い訳がましかった