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舞海
えんか!
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どーも!いれいらくです!
結局書くのってアメイギなんですよね、私
どのカプ行こうと大体アメイギに帰ってきてる気がする…
まぁカンヒュで初手ハマったのがアメイギですからね
ということで今回書いていこうと思います!
たぶん4、5話終わり…なはず
政治的意図、史実はございません
アメイギ短編集的なものです!
視点はアメリカくんです
それでは〜どーぞ!
その日のお天気は晴れだった
親父が開いた窓越しに空を眺めてたから見ていた
…どちらかというと親父のこと見てたんだけどな
光が当たって綺麗な横顔、それをずっと、ずーっと俺は黙って見てるしかない
本来俺はよく喋る方だ
なのに親父の前じゃ、なにもうまく言葉を結べない
心臓の音がこんなに高鳴ってるのに、それすらなにかを言ってこの関係性を崩すことへの恐怖でしかないように感じる
今の状態を俺は恋をしてるとは言えない
それを認めて、なにになるんだ?
どうせ俺は親父に好かれてない
なら認めるだけ酷ってもんだろう
…だからといって、アピールしないわけでもないし、なにかと彼を思うのだが
今なら、親父がなにを考えてるか、それだけに関心がある
明日の天気のこと?外交のこと?俺のことを少しでも考えてくれたら嬉しいが、そんなの思うわけがないだろう
でも、それでも少しだけ、俺のことを思ってほしい、だなんて思ってしまう
…俺って束縛癖あるのか?
それはちょっとなぁ…親父に嫌われそう
…別に今更か
自分で思っときながら悲しくなる
現に仕方のないことだ、独立したのだから
それがどれだけ重い意味を持つか、わかっているはずだ
残念ながら、一緒の道は歩めないんだ
「…あ、アメリカじゃないですか」
親父がふと後ろを向いて、俺に気づいてくれた
「あー、…よっ、親父」
そうは返すものの、動けはしなかった
内心では隣にいけばいいのに、なんて考えるけど、それはどうしてもできなくて、ただ笑みを浮かべてうまく取り繕うしかできない
あとは不自然に思われないように願うだけ
これ以上もこれ以下にも関係を変えたくないから
でも、少し聞きたいことがあった
聞きすぎ…じゃないよな?
「こんなとこでなにしてたんだ?」
当たり障りのないような話の入り方をする
ほんとはもっと深いことを聞きたいけれど
「別に…空を眺めてただけですよ」
親父はそう言って、やわらかく微笑んだ
自分を落ち着かせてくれる、なんでも認めてくれるような笑み
「…、…なんか考えてたのか?」
一回やめようかと思ったけど、口を開いたら、言うしかなかった
そんなの俺が聞く義理なんてないだろう、そんなことを思わせるように、親父は目を開いた
…さすがに不審だったか?
「…少し、昔のことを思い出してたんですよ、こんな青空で子供たちと遊んでたときがあったな…って」
…親父は昔の話をよくする
あぁ、昔は良かったな…なんて言うみたいに
そうなるとどうしても、今が認められてないようなそんな感じに感じれる
「あなたは走るのが速かったですよね、それで探すのに苦労しましたよ」
くすっと笑うような親父を見てると、ほんとに楽しかったんだと思う
そうやっては笑ってくれるくせに、俺のこと好いてはないんだもんな
親父が好きなのは、昔の俺だけ
…胸がぎゅって痛くなる
そんなことを思ってると親父ははっとしたようにこう言ってきた
「別に、今のあなたも強くて素敵だと思いますよ、苦労もしなくなりましたし、はい」
それに俺はなにも言えなかった
そんなの言い訳のようにしか聞こえないんだ
俺って最悪だよな
「…あの、それでは、また」
ずっと俺が黙ってたのが気まずかったのか親父はそう言って、スタスタと歩いて行ってしまった
それを姿が消えるまで目で追ったあと、親父が窓から覗いてた空を見た
雲一つない青空だ
それに行き場のない苛立ちがこみ上げてきた
ふっと腰に手を当てると、カチャリと音がした
…そういえば、銃、つけてたな
そんなことを思いながら銃を手に握った
パァンッ…
「空なんて無くなればいいのに」
銃を空に撃って、そんなことを言った
空なんて無くなりはしないし、無くなって困るのは自分たちなのだけれど
親父が青空を見てくれなかったら、こんな話なんてしてくれなかったかもしれないけど
それでも、ただむしゃくしゃして、もう一度銃を上に構えた
…それから数発、空に撃った
穴が開いてしまえばいいのになんて思いながら
行き場のない苛立ちをバカな発散で晴らしていた
…親父には聞こえてないといいな
こんな自分、見られたくないから
さらに嫌われるのは嫌だから