パンッ
パン
カチャ、カチャ
いつも、同じ作業。ただひたすら敵を殺っていく作業。
本当の俺は、いつもこの作業をしていた。
いつも、殺って、書類をして…仲間と、総統と笑いあっていた。
“ここ“に来たのは、総統の一言。
「きょーさん、ロスサントス行ってきてもいい?」
総統は、軽く言った。
犯罪が絶えないと言う街なのに。
「…お前が居なくなったら、この国はどうするんや?」
「んー、すぐ帰ってくるよ。ら民もいるし、幹部全員は行かないでしょ。それにぺいんととかも行きたいって」
「…は?俺らの国本当に終わるぞ?」
「終わる訳ないでしょ、ね?みどり」
「ウン、オレガ残ルシ…ラ民モイルカラ」
総統と幹部は、軽ーい感じでロスサントスに行くことになった。
他の国の幹部も、色々な人々が。
俺は、行かないんだろうな。俺がこの国を守らなきゃ…
「ぐちつぼも、行こ」
「…!」
総統に行こうなんて言われたら、断る訳ないだろ。
「なあ、知ってるかつぼつぼ」
「なんすかキャップ」
ロスサントスに来てから1年、俺たちはまだ国に帰っていない。
みどりくん心配してそうだな…。
「運営国って国が、各ギャングを滅ぼすらしい」
「…は?」
運営国、俺たちの国。
運営国と言うのは、青い彼が総統の国で、世界でもかなり強い方。
幹部は4人。兵士は“ら民“と呼ばれる。
そして総統は何でもできるスーパー最強総統らしい(自称)
「なんだ、知ってるのか?」
「いや、知らないっすね」
まさか、みどりくんだけで滅ぼすのか…?
まあら民もいるけども。
「…パトロール行きますよ」
「素晴らしいな、警察としても100点だ。私も行こう」
「ありがとうございます」
キャップもついてくるのか…みどりくんがいたら話そうと思ったのに。
遠くからピキュン…と、変な音が聞こえた。
「ん?なんだこの音 」
「…さあ」
この音は…はあ、みどりくんの攻撃の音だ。
ピキュン…ピキュン…
「行きますよ」
「ああ」
音がしたのはMOZUのアジト。
構成員が沢山倒れている、何故か血が騒ぐ。
「…モウ1年ナンダカラ、マダイルノカナ?トリアエズ知リ合イ探サナイト…」
「…おい、変な緑野郎」
「?ナニ、ウルサイ」
「わしはまだ負けてない…お前を殺す…!」
「ハア、ハヤク倒レロ…」
…どうすっかな…
みどりくん、かなり怒ってる。まあそりゃそうだが。
てか構成員重症だし、ヴァンダーマーもかなり怪我してる。
これ以上は…
「ロケラン発射ッ」
「え、キャップ…ッ!!」
ドガァン……
「けほ、けほ…よし、つぼつぼ!あの緑のやつを…」
「ネエ、誰?ロケランナンテ効カナイケド」
「がッ…!?」
「キャップ…!?わしだ、ヴァンダーマーだ。ここは共闘…」
「みどりくん」
まあ、もう1年だ。バレなかっただけいいだろう。総統には謝らないとだけどな。
…止めないと。
「サボ…サン?ヤット会エタ」
「つぼつぼッ…ぁ、」
「つぼ浦、てめぇグルか…?」
「みどりくん、やめよう」
「ナンデ」
「総統様が心配する。何より、俺も心配してる。みどりくんは気負いすぎなんだ」
…正直、修羅場になるかもな
「ウルサイ、ウルサイ…!帰ッテコナカッタンジャン!サボサンダッテ!!」
「…ごめん、みどりくん」
みどりくんの首をトン、と指で突く。
そうすると目を閉じて気絶する。
「電話、はいいか…」
「つぼつぼ…?」
「てめぇ、つぼ浦ァ!」
まずい、ヴァンダーマーはまだ動ける…!
「ぐ、ッ」
押さえつけないと…ッ
「つぼ浦ァァァ!!!」
『ッ、らっだぁ!MOZUアジト来てっ、バレたッあ”!』
『…はーい』
「ヴァンダーマー!動くな!」
「っるせぇ!」
はやく、はやく…
あなたを、待っている。青い彼…格好いい総統様…
「らっだ…ぁ…!!」
「ぐちつぼ」
「!!らだおくん!助けてくれ…わしを…」
「なんでバレた?」
「みどりくんが来た。止めようとした」
「…なんで止めようとしたの?」
「…総統様のため」
「…よし」
「らだおくん!!」
「ぐちつぼ、俺は?」
「国の総統であり、尊い…あなた様に一生着いていきます」
「よーし…」
「…ヴァンダーマー、すまん」
「つぼ浦、てめぇは何者だ」
「…ぐちつぼって言う」
「…あ?」
俺は、ぐちつぼ
総統に着いていく
「ぐちつぼ、みどりくんは説得した。ロスサントス居たい?」
「…総統様は?」
「どっちでもいーよ」
「……おれ、は」
『壺浦匠、on duty』
コメント
5件
今まで見てきた中で1番面白かったですッッッ!!
何なんだよこの神作品はァァァ