テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
酔った君の瞳
そこに映っているのは誰?
きっと僕でない誰かだろう
熱に浮かされたその瞳が
僕を見透かすような気がして
そう思わずには居られない
ブランデーを肌で吸ったなら
心の邪を見透かされて
まるで犬になったみたいだ
深夜3時を針が指す
お別れのキスも何杯目だろうか
結局別れることもできず
朝が来るまで
しどろもどろに戯れる
77
#ホラー?
コメント
4件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! 今回は煮ル果実様の「紗痲」ですか? でしたら凄く好きな曲なので嬉しいです どうやら語り手には 大切な人である君がいる様ですね… 君に語り手の心の邪が見透かされ、 犬の様になり、それでも別れられないまま 朝を来るまで戯れてしまう… 果たして語り手と君の関係性は これからどうなるのでしょうか…? 変わるのでしょうか… それとも変わらないままなのでしょうか?
第177話、読み終えました。酔いがもたらす「見透かされる感覚」と「自分が誰か分からなくなる感覚」——その二つを「犬になったみたいだ」という一言に凝縮した表現がとても鮮烈でした。深夜3時、別れられないまま朝を迎える構図に、酔いと恋愛の本質的な類似性(理性が溶けて本音が出る)を感じます。タイトル「酔」一文字で詩全体を貫いているのも好きです。