配達員の贈り物
作・御手洗 繩禿(仮)
配達員は、新聞を配る新聞社だった
ある日のこと。
配達員は、夜3時から働いていた。
一人の高齢者に目がつく。
あのぉ、こんな時間なのでお帰りなさったら
どうですか?大丈夫ですか?
配達員が質問すると、高齢者は
配達員かい?頑張っているね
私も昔は配達員だったが最近年で
止めてしまってな
配達員の仕事はもううんざりだ。
そんなことが昔あったんだと
思いました。
配達員はその後も新聞を届ける。
そして、全て届け終わるときは
もう、朝の6時30分だった。
配達員は、新聞社に行き給料を
貰いに行く途中、さっき合った高齢者が
手前のベンチに座っている。
高齢者から声が届く。
さっきの配達員じゃないか。
もう、配達し終わったのか、早いね。
配達員は嬉しそうに語った。
有難う御座います!
じゃあな。
高齢者は、向こうの桟橋に行き
帰っていった。
給料を貰いに行くと、
給料30万円と、贈り物らしいぞ!
よくやったな!
え?自分は戸惑う。
贈り物にはさっきの高齢者の
名前が書かれていた。
高齢者はベンチで配達員を
待っていたのだった。
家に帰ると速報が入り、さっき合った
高齢者が脳梗塞で倒れた連絡があった。
配達員は週1回会いにお墓参りを
した。
贈り物の中身は御手紙だった。
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