💙「んっ!あまーーーい!!」
❤️「ほんとだ、おいしい!おばさん!!」
良かった、たくさん食べてね、そう言うと、翔太のママが、俺たちを順番に撫でて、泣き出した赤ちゃんをあやしにいなくなった。
翔太の鼻には、急いで食べたせいでホイップクリームがついていて、俺は、ぺろりとそれを舐めた。
💙「ひゃ!」
❤️「クリーム、ついてた」
💙「もう!でも、おいしいね」
❤️「うん、おいしい」
俺たちはにこにこ笑って、夢中でケーキを頬張った…………
…………た、りょーた、りょうた!
💙「涼太!!」
翔太に叩かれて、目が覚めました。
ハイ、私、宮舘涼太です。
さっき見たのは、夢ですね。
子供の頃の俺たちの。本当に起きたことかもあやしい。ホイップクリーム舐めるくだりなんかは、本当だったら最高なんだけど、、、
❤️「おはよぉ、翔太」
💙「お前、顔赤くね?」
❤️「ふぇ?」
💙「あー、やっぱりだ、熱あるわお前」
❤️「んなバカな」
カバが倒れても倒れないと言われた俺が。
そう思って、自分でおでこを触ったら
❤️「あちっ!!!」
マジで熱かった。
💙「オフでよかったな。俺、出掛けてくるわ」
❤️「え?え?看病してくれないの?」
💙「いや、俺仕事だし。終わり遅いし、また今度」
❤️「そんなぁ……」
💙「代わりに信頼できるやつ、派遣してやるよ」
❤️「………」
熱を測ったら、38度。
仕方なしに寝ていたら、Snow Man で一番家事力の高い男がやって来た。
🧡「来たでー。舘、生きとる?」
❤️「康二」
🧡「ああ、いい、いい。寝とき」
そう言うと、マスクと三角巾(久々に見た)とエプロンを付けた康二が掃除機を装備して、隣りの部屋から掃除機をかけ始めた。
いや、おかんかい!!!
突っ込もうとしたが、ふらついたので大人しく寝た。
目が覚めると優しいお出汁の香り。
康二が、お盆に載せた一人用の土鍋を持って現れた。コップには水と薬。
❤️「ありがとう」
🧡「ロイヤルに微笑んでる場合ちゃうで!着替えなさい」
そして汗だくのパジャマを取り替えてくれた。
いや、おかんかい。
❤️「目黒は?いいの?休みに俺んとことか来て」
🧡「聞いてくれる?めめが忙しすぎてさー」
それから八の字眉毛で、彼氏の不在を寂しがる康二の愚痴を延々と聞きながら、食べたお粥の味は美味かった。お粥に罪はないので、最後の一粒まで残さず食べた。
🧡「ほな帰るで。台所にうどんの準備してある。冷凍うどんも買うてあるから、あとは自分でし」
❤️「うん、ありがとう」
笑顔で手を振る我が親友兼おかん。
熱もだいぶ下がって、明日は完全回復しそうだ。季節の変わり目にやられるなんて、俺も年取ったかな……。
その夜見た夢は、翔太とのラブラブなそれじゃなくて、裸エプロンの康二とシた夢だった。
墓場まで持っていきます…。
おわり。
コメント
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あらー舘さんww
舘様〜ꉂꉂ(ˊᗜˋ*) 面白くて吹き出しちゃったꉂꉂ(ˊᗜˋ*) たしかに墓場まで持って行かないとね 口に出したらしょっぴーはどんな反応くるかな? めめくんは怒らせたら怖そう😱 あっ、でも夢って願望が見せるものじゃなかったっけ?