デート場所はどこがいいかという話になった時、テーマパークや水族館などの恋人同士が行く定番の場所の名前が挙がった。
キャラクターの耳をつけて、プリンセスのお城の前でピースする私と涼の姿を思い浮かべて見たり、青に染まった水槽の中キラキラと光る魚を見上げる私たちを想像する。
きっと、その中のどれをとっても楽しい時間を過ごせたと思う。でもどれも考えるだけでくすぐったくなって、なんとなく、いつもの私たちではいられなくなってしまいそうで、私は街をブラブラするだけのデートプランを涼に提案した。
「うわ、何ここ?雑貨屋さん?この辺にこんなのあるなんて知らなかった」
並んで歩いている時、真っ白なコンクリートの壁に切り取ったような木製のドアがあるお店の前で涼は足を止めた。
「私は通勤の時にこの道通るから、知ってはいたけど入ったことはないの。確か……陶芸家の主人とその奥様の2人でや*****
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