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涼とフラッと入った店の陶芸家である店主からの誘いに乗って、雑貨屋さんの外から裏手へと回り込むと、打ちっぱなしのコンクリートで作られた日当たりのいい開放的な場所にたどり着いた。
陶芸の知識がない私でも見覚えのある「ろくろ」と呼ばれる回転する台が3台同じ方向を向いて並んでいて、その中心には山のように土が盛られている。部屋の隅に置かれた棚には、まだ土の色を残した作品が並んでいて、それを眺めていた私たちに向かって強面な主人が言った。
「座れ」
店主が3つあるうちの真ん中の席へと座ったので、私たちはその両側のろくろの前へと腰を下ろす。
「いいか?俺のやることをよく見て真似する。お前たちのやることはそれだけだ」
そうして始まった陶芸教室。クルクルと回る山形の土にたっぷりの水をつけて触れる感覚は、幼い頃、雨上がりの公園で泥だらけになって遊んだ記憶を思い出させた。
「親***************************
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