だから、気乗りしない集まりは嫌なんだ。
と、自分の置かれた状況をどこか冷ややかに見ながら、俺は内心で結論づけた。
みんなの視線にじりじりと煽られながら、汗とともに握る手の中の棒切れを見つめた。
先程から既に何度も確認しているが、やはりその棒には“三番”と記してあった。
「えーと、私の名前って知ってるかな?」
彼女が窺うように、俯く俺を覗いた。
「…………」
前にも後にも進めない、そんな気分だった。
「おーい、村尾固まってんなー。さくーっと呼んでくれよ、堂本の下のな・ま・え」
冷やかす意図を孕んだ堤の口調に、輪になったみんなが笑った。
くそ、と悪態をつきたいところをぐっと堪えながら、恐る恐る顔を上げた。
誰だ、いい歳して王様ゲームなんてやりたいと言い出したやつは。
いや犯人はわかっている、********
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