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どうしても…書きたかったんです…アビスメインが…
これを見てる人は皆友達です(?)
アビちゃんがエロいと思う人は親友です(?)
最初のお話し〜”失恋”〜
マイロがアビスに恋をしているけどアベルに取られてたみたいな感じです!
マイロ→♡アビス→♡←アベル
私マイアビ好きなんだよねぇ〜♡♡♡
こんな感じ!
それでは!
行ってらっしゃい!━━━━━━━━━━━━━━━
マイロ視点
(…あ)
今日は授業もなく、特にやることも無かったので中庭のベンチに座っているとセカンドとアベル様が楽しそうに話している姿があった。
「うふふ」
あぁ…今日も綺麗だな…
最近は仮面ではなく、包帯で片目を隠している。今までは仮面姿しか見てこなかった為、髪が長い事も、あの本でしか聞いた事のないイヴルアイを持っている事も知らなかった。でもそんな事関係ない。だから初めて顔を見た時はとても美しい人だと思った。
そんな美しい人に自分は恋をしてしまった。
自分を認めてくれた、自分に優しく接してくれた、そんな所に憧れと、もう1つの感情を抱いてしまった。
それに気づいてからセカンドと話す時、いつもドキドキしてしまう。セカンドは気づいていないと思うが、サードとラブにはバレてしまった。最悪だと思いながらも、たまに相談するし、2人も相談に乗ってくれる。
でも、最近、アベル様とセカンドが一緒に居る所を何度も見かける。いつも一緒に居るけど…最近はもっと増えている。その為セカンドに話しかけたくても中々話に行けない事が多くなった。今もそうだ、楽しそうに2人で話してて…なんだか距離も近くなってるし…
(…寂しいなぁ)
セカンドと話したい
でもそんな事は叶わず2人はずっと楽しそうに話している。ここに居るのも邪魔になるし、部屋に戻ろう。
そう思った時……
ちゅっ…
2人の唇が重なり合った
「アっ////アベル様ッッ!?/////」
「ふふ、ごめんよ、君が可愛くてつい」
「アベルさまぁ…~~/////」
あぁ…なるほど
2人の距離が近かったのも…よく話すようになったのも…
そういう事だったんだな
そりゃそっか…セカンドにとってアベル様は特別な人だもん…僕はただの仲間、僕の方が年下だし、アベル様の方がセカンドといる時間が長かった。
…せめて、
せめて…僕が2年早くここに来れてたら…もっと早く産まれてこれば…
今更そんな事言ったってどうにもならない
部屋に戻ろう…ここに居ても辛いだけだ
「………」
あぁ…どうして僕はこんなにも不運なんだろう
セカンドが幸せならそれでいいと思ってた。でも…やっぱり悲しいじゃん、ずっと好きだった、人が取られたんだ…誰だって悲しいでしょ。
「…あはは、」
「……ポロポロ」
何泣いてるんだ…情けない、止まれ、泣いたってどうにもならない、そんな事わかってる
止まれ、止まれ、
「ッッ…とまれよぉッッポロポロ」
昨日は寝れなかった。目が痛い。
今は食堂に朝ごはんを食べに来てるけど食欲がない。何も食べたくない、考えたくない。
今日は部屋でずっと寝てようかな
そう思っていると
「向かいの席よろしいですか?」
突然声を掛けられた
聞いた事ある…優しくて落ち着く、大好きな声
「…セカンド?」
「はい!」
なんで…?何でここに居るの?アベル様は?アベル様と食べないの?なんでなんでっと言いたい事が沢山だか、まずはせっかくこっちに来てくれたんだし、向かいに座ってもらいたいのでコクリと頷いた
「ありがとうこざいます」
そう言って手に持っていたブラックコーヒーを机に置き、自分の向かいの椅子に座った
ど、どうしよう…セカンドが目の前に…色々聞きたいことあるけど、緊張して声がでない…でも、聞きたいっ…
「っあ、あの!」
「はい?」
「ど、どうして、僕の所にっ…?アベル様はどうしたのですか…?」
「今日アベル様は会議があるそうなので、朝食はご一緒出来ないとおっしゃったので…1人で食べようとしたのですが丁度マイロくんが居たので一緒にどうかなと声を掛けました」
そうなんですねと言い、セカンドと少しでも話せて嬉しかった。
それからセカンドと最近の話や勉強の話などをして、少し食欲が湧いたのでご飯を食べながら話した。セカンドとこんなに長く話をするのはいつぶりだろう、ずっとこの時間が続けばいいのに…
でもそうはならなかった…
「……マイロくん、…昨日中庭に居ましたよね…」
「っ……!」
突然の事でびっくりした。気づかれてたのか…?てことは俺が居るのを分かっててやったのか…?
「突然すみません…少し場所を変えましょうか」
そう言って前とは少し違う場所にある中庭のベンチに座った
「「………」」
お互いに黙り会う
少し気まずい空気になった
「…あの時はマイロくんに気づかずごめんなさい」
と頭を下げた
見せつけては無かったようだ…本当に気づいていなかったらしい
「そんな、頭上げてください…」
「…私は気づいてましたよ、」
「あなたが…”私の事が好き”だと…」
「気づいたのは割と最近ですけど…」
「っ……!!」
驚いた
気づかれてたとは…いや、自分がわかりやすいだけか…?
「…目が少し赤いのも、泣いていたからでしょう?」
恥ずかしい…色々とバレてる…
「わかっていたのに、昨日あんな姿を見せてしまってごめんなさい…わかってる通り、私とアベル様は今お付き合いをしています」
あぁ…だめだ…また泣きそうになる
せめて、もう無理でもいいから、気持ちだけ、気持ちだけ伝えたい
アビス視点
「セカンドッ…」
震えている声で呼ばれる
あぁ、私はなんて事をしてしまったのでしょう
わかっていたのに…
「はい…」
「僕はッ…セカンドに認められてから、ずっと…ずっと貴方のような強い人間になりたいと思っていました…その憧れが、段々と好きになっていきました…もう無理なのはわかっていますッ、…ですが、気持ちだけ受け取ってくれませんかッ…?」
私は何も言うことが出来なかった
「好きですッ…アビスさん…ポロ」
「ずっとッ…ずっと前から好きでしたッポロポロ」
「ッッ……」
そんな前から私の事を…なぜ、気づいてあげられなかったのでしょうか…こんなに自分を思ってくれてる人が居たなんて…
勿体ない事をしてしまいましたね…私は…
だからといって、アベル様を裏切る訳には行かない
「ありがとうございます…そしてごめんなさい…ギュ」
本当にごめんなさい…マイロくん…
こんな私をどうか許して…
マイロ視点
暖かい…優しさに包み込まれてる…
そもそも、早く告白しなかった自分が悪い、もしかしたら、待っててくれてたのかも知れないのに…
僕は勿体ない事をしてしまったな…
多分、この先も僕はセカンド以外は好きになれないと思う。
だからせめて、セカンドが寂しいと思ったらその時はそばに居てあげたい、2人の関係には邪魔しないし、邪魔な事もしない。
だけど、
セカンドが卒業するまでは…そばに居させて…
END