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メリッサが私の前から立ち去り、私はその場にへなへなと座り込んだ。
力が入らない。どうしよう。
もしもあの写真やLINEのスクショをバラまかれたら、SELENの活動に影響が出る。SELENを作り上げてきたのは私ではなくCalculate GmbHだ。このまま勝ち進むと、私のせいで事務所に迷惑をかけてしまうのではないか。
ぐるぐる考え込んでいるとスマホが振動して、私はビクッと肩を震わせた。
キープ・トライルの連絡用の電話番号からの着信だ。
出てみると、『メイクさんが待っているので、すぐに戻れますか?』と、言われた。
この声──。おそらく先日私にアイスコーヒーをかけたADの女の子だ。
「すぐに行きます!」
『時間が押しているので、お願いします!』
私は通話を切って、慌てて向かった。そしてメリッサの件********
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