この物語はフィクションであり、
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
「ねぇ……今日こそ会えるって言ったよね?それなのに待ち合わせ場所に来ないってどういうわけ?」
銀座の待ち合わせ場所として有名な四越前ライオン像。
休日を謳歌する恋人達や観光客が行き交うその場所に、
苛立った様子で携帯を耳にあてる恵里菜の姿があった。
「私はけっきょく……あなたの一番になれないのね」
まるで不倫の恋にすがる泥沼女子のように恨み節を連ね、
指で目尻を拭くような格好でヨヨヨと泣き真似をする恵里菜。
しかし電話の相手は学生時代からの女友達だった。
「えっ? 旦那が待ってるから、もうコントには付き合ってられない?ちょ、まだ話終わってないんだけど!おーい! 親友との約束すっぽかして、旦那とデートって人としてどーなの!?」
返事の代わりにプツッと通話が途絶える。
というよ**********************
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