第18話 ミヨの本音
「わたしはね、もうそろそろ死ぬの」
そう告げたミヨは、とても穏やかだった。
「え? しぬ、って……」
だからこそ、冬花は何を言われたのか理解できなかった。
「そうそう、銀二の話だったわね」
そして突然、また別の話になってしまう。
「え、ちょっと……」
「お互い違う場所で生まれたから、いつ生まれたのかは知らないのよ。ただこの地域でよく見かけてたから、お互い顔を知ってるってだけでねぇ」
前はどんなに質問してもはぐらかされていた話を、どんどん進めていくミヨ。
「もう、30年近くになるかしら」
「!? 30年!?」
猫の寿命は、平均で10から16年ほどと言われている。
近年では飼い猫なら15年を越える猫も増えているという話もあった。
「ピッタリ30年、ではないけれど。わたしも銀二も、普通の猫の寿命より長く生きているのよ」
ふふふ、と少しだけ得***********
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