何故少女は選ばれたのか?
それは少女が演奏に愛された世界で死んでも尚愛されたから。
否定でしか死んだ自分を生き返らせることの出来ない哀れな少女。
更に哀れは同情か?
それとも惨めな見世物か?
それともそれを得て尚逞しく生きる故の応援なのか。
否、少女は逞しくなんかない。
自分を殺して、生きることしか出来ない。
あなたはどう見る?
このせかいを。
しあわせ?
ふこう?
あわれなの?わたしは。
わたし、かなしくなんかないよ。
だって、わたしの中にはいるもん。
わたしをみとめてくれる人が。
それだけじゃ、だめなの?
……なんで?
ねぇ、どうして?
教えて。
わたしは、じこかんけつが出来る人だよ。
大人でしょ?
わたし、なんにもかなしくなんかないよ。
……なんで、そんな目で、わたしをみるの?
さぁ、音に世界を任せよう。
少ししたらそこには悲劇の劇場が出来ている。
音に任せよう。
今後の結末も全て。
この世界は、音が鳴り止まない。
音がない瞬間などない。
世界は、こんなにも美しいよ。
コメント
2件
おおお!!!新連載!!! 少女自身が幸せならそれで良いと思うけど、周りの人はそう思わないんだね…… んんん!!!続き気になるー!!!👀✨
新連載です。よろしくお願いします。