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高校一年生・仮名:Hさん
周りの人に気をつかいすぎて、いつも疲れてしまいます。
「これ言ったら嫌われるかな」と考えて、言いたいことを言えません。
みんなと笑っていても、心の中ではずっと緊張している感じがします。
遥
「……わかる。オレも“空気読まなきゃ”って思いすぎて、
家に帰ったらぐったりしてた。
笑ってても肩の奥がずっとこわばってる感じ、しんどいよな」
蓮司
「気をつかえるのは優しさでもあるんだよ。
でも、それが“嫌われないため”だけになると、
自分がどんどん削れてしまう。
Hさんが悪いんじゃなくて、その環境がしんどいんだ」
日下部
「……“これ言ったら嫌われるかな”って考えるのは、
それだけ周りを大切にしてる証拠。
でも本当に大切にするには、
Hさん自身の気持ちも守ってあげないと」
遥
「オレは“今日は一回だけ素直に話す”って
小さく決めてみたことある。
相手がどう思うかより、
自分が“言えた”ことを大事にしたら
ちょっと楽になった」
蓮司
「うん。
全部じゃなくていいから、
“ここだけは言ってみよう”って自分ルールを作ると
少しずつ呼吸しやすくなると思う」
日下部
「……Hさんの優しさはちゃんと伝わってるはず。
だからこそ、自分を責めないで。
HさんがHさんでいてくれるだけで、
誰かの安心になってる」
🗝 三人からのことば
遥
「気をつかえる自分は優しい。
でも、自分の声を一度は外に出してあげてほしい」
蓮司
「“嫌われないため”じゃなくて、
“自分を守るため”に話すこと。
それが本当の優しさに繋がる」
日下部
「Hさんの存在そのものが、
もう誰かに届いてる。
その価値を疑わなくていい」