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10
うさみみ
67
#めめこじ
がぅ
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💚「今度は目黒くんのお話を聞かせてもらうよ」
🖤「…お話します」
─────────────
【Q1】
💚「まず、俺らは本物の人魚を生で見たことが無い。どんな特徴があったか教えて」
🖤「見た目はよく言われるような姿です。鱗もほんとの魚と同じような感じで。
あとは首に鰓があって歯がギザギザに尖ってました」
【Q2】
💚「どうやって生活してた?」
🖤「俺の家で。康二は車椅子に乗って移動してました。
頻繁に水に入らないとキツイって一日に何時間も風呂で水に浸かってました」
💚「食事の嗜好は?」
🖤「人間の時と変わらないです」
【Q3】
💚「凶暴になったりとか康二の性格に変化はあった?」
🖤「特には…ただ…最後の方はちょっと心配になるくらい不安定で…
俺のせいで自害しようとしてました」
【Q4】
💚「人魚の歌声は危険って話あるけど、それに関して心当たりはある?」
🖤「あります。康二本人も言ってました。
ただ…俺は何も覚えてないんです」
【Q5】
💚「辛いかもしれないけど聞かせてもらうよ」
💚「どうして康二を海に放したの?」
🖤「………康二に言われました。『これ以上醜くなりたくない』って。それで……俺が決めました」
──────────────
💚「OK。じゃあ気になるとこからいこう」
💚「心配になるほど不安定だったって言ったね。恐らく、人魚にとって人間の環境はとてつもなくストレスなんだと思う」
🖤「…というと?」
💚「考えてみて、人魚って神話や伝承だと海の中で常に暮らしてる。
水の中にいる状態がデフォだとしたら、逆に水の無い環境は極めてストレスがかかっていた可能性がある。
魚が地上で生きられないのと同じ感じ」
🤍「な、なるほど…」
🖤「じゃあ康二が頻繁に風呂に入ってたのは…」
💚「人魚の体質のせいなんじゃないかな。ストレスがかかるともちろん精神は不安定になるはずだよね」
💚「あと康二本人は気づいてないだろうけど、
浴槽も人魚にとっては狭すぎるはずなんだよね、泳げないし。
狭い水槽だと魚はストレスを感じるらしいからね」
💜「人魚ってロマンある響きだけど現実は甘くないね〜」
🖤「俺……考えたことなかった。康二はずっとキツかったのかな…」
💚「いや、むしろ目黒くんが居てくれたから康二が今海で生きてられてると思っていいよ。1人だと確実に死んでた」
💜「俺からも良い?康二が自害しかけたってのと、めめが決めたってのが聞き逃せなくて」
🤍「それは俺のせいなんです!!俺が余計なこと喋っちゃって……!」
🖤「ラウール」
🤍「だって……!!」
💜「…教えてくれる?」
🖤「俺が康二に嘘をついたんです。今カナダで撮ってる映画のオーディション落ちたって。本当は断るつもりだったんです」
💜「そうだったの?あ、その嘘がバレてってこと?」
🤍「俺が……康二くんに言っちゃったんです。めめがオーディション受かってたこと」
💜「康二は自分のせいでめめがカナダに行けないって思ったって事ね」
🤍「康二くんがこんなことになってるって知らなかったとは言え…追い打ちをかけたのは俺です」
💜「ほ〜ん……なるほど」
🖤「家に帰ったら、康二が風呂場で死のうとしてました。説得した時に言われました。
『俺を海に捨ててくれ』って。
『捨てるか、ここで死ぬか選んで』って」
💜「康二が言いそうな言葉だね」
🖤「最後に言ってたんです。『自由にして』って。
俺からすると康二に死なれる方がよっぽど怖かった。だから……俺が決めて海に放しました」
💜「うん、おっけー。ありがと、あべちゃん続けて」
💚「次だ。人魚の歌声の危険性について心当たりあるっていってたけど、詳しく教えて貰っていい?」
🖤「家に帰った時、ドア開けたら康二が歌ってて。その直後急に目眩がして頭も痛くなって。
そこから何も覚えてないんです。気づいたら倒れてて康二がそばにいました」
💚「覚えてない?記憶飛んでるってこと?」
🖤「はい、そこだけぽっかり記憶が抜けてて」
💚「その間何があったか康二から聞いてないの?」
🖤「濁されたんですけど…多分……キスしました」
🤍「えぇぇ!?」
🖤「康二の歯が尖ってたっていいましたよね。
起きたら俺のベロがめっちゃ切れてたんですよ」
💜「えっ、あの国民的大俳優がベロチュー!?」
💚「ふっか」
💜「すんません」
💚「記憶がなくなるってのが厄介だね。
人魚は伝承によると歌声を聞くと正常な判断力を失い、海へと引き寄せられるって話がある。引き寄せの力があると考えれば納得かもね」
💜「じゃあ康二が風呂場で歌ってたらめめ風呂で溺れ死んでた?大ニュースになっちゃうよ」
💚「ふっか」
💜「すんません」
🖤「あっ、そういえばその次の日康二が気になること言ってました」
💚「気になること?」
🖤「夜中に起きたら人間に戻ってたって言ってたんです。それで俺を起こそうとして部屋に来たっていってたけど、俺が朝見た時は人魚のままで」
💚「戻ってた……?それが本当だとしたら、もしかしたら治す糸口が見つかるかもしれない」
🤍「ホントですか!?」
💚「今回のこの突然人魚になるっていうのが、病気なのか突然変異なのかにもよるけど……
どっちにしても治すならやっぱり康二に来てもらわないと難しいな。細胞を見てみないとなんとも」
💜「よしっ。じゃあ康二を探すための作戦を考えよう。めめカナダ終わるのいつ?」
🖤「順調にいけば△月▽日前後くらいですけど……え、俺が今日本にいる間に見つけれないんですか」
💜「ムチャ言うなって、さすがに数週間じゃ無理だよ。なんせ康二が海に出てから半年経ってるんだよ?日本の海にいない可能性だってあるんだから」
💚「日本周辺の情報収集をしてある程度の場所を見極めて動くしかない。心苦しいし焦る気持ちもあるだろうけど、どうか分かって欲しい」
🖤「……でも…」
💜「撮影全部終わって帰ってくるまでに俺らが整えとくからさ」
🤍「俺もできることは協力します!」
💚「助かるよ。人手はいた方が良い 」
🖤「………俺だけ…何もできないって…」
💜「こういう時は仲間を頼るもんよ〜」
💜「俺らを信じて欲しい」
🖤「……わかりました。お願いします」
💜「よしっ決まりね!探偵と科学者タッグ組んだら最強なんだから。まかせといて」
22:55
💜「俺お腹すいちゃった!あべちゃんいつもの買ってくれてる?」
💚「はいはいあるよ」
🤍「えっ、……いなり寿司?」
💜「俺これ好きなんだよ〜食べる?(モグモグ」
🖤「遠慮しときます……笑」
🤍「俺欲しいです!」
💜「はいはいっど〜ぞ!」
🤍「やった!いただきます」
💚「目黒くん、悪いんだけどこれにサイン貰える?」
🖤「これは…?」
💚「契約書みたいなものだよ。俺らは康二のことを是が非でも探して君と再会させる。康二が望むなら人間に戻せるように協力もする。
ただ約束して欲しいことがいくつかある。
◇1.康二を連れて帰るなら、うちのこの研究所で保護をすること。
さっきも言ったけど一般家庭の浴槽では人魚にとっては良くない環境だ。ここなら広い水槽があるし、人の出入りも多くない。安心して欲しい。関係の無い第三者やメディアにも情報を出さないことを約束しよう。
◇2.治すために康二にも目黒くんにも色々協力してもらう。 血液検査やDNAの提出などをお願いする可能性がある。
◇3.万が一、康二が戻りたくないって言った場合は康二の意見を尊重すること。俺らが無理やり連れ戻すことはできない。
全てに同意できるなら、ここに署名して」
🖤「……わかりました、約束します」
💚「ありがとう。じゃあよろしくねの意も込めて握手でもしよう」
🖤「はい、お願いします阿部さん」
💚「あべちゃんでいいよ笑 もっと気軽に接してくれた方が俺も嬉しいし」
🖤「わかった、あべちゃん笑」
23:15
💜「じゃ、またなんかあれば連絡するから〜 」
🖤「ありがとうございます」
🤍「おやすみなさい!」
💜「……よし、俺も帰るわ。照そろそろ着くらしいし」
💚「ねぇふっか」
💜「ん?」
💚「ねぇ見てこれ!! めめのサイン!! やばい俺めめにサインもらっちゃった!!」
💜「サインってかそれ署名」
💚「この契約書絶対捨てない!! あと俺あべちゃんって呼ばれちゃった!! めめと握手しちゃった!!
めめに認知された!!」
💜「どんな契約書も捨てちゃダメなのよ」
💚「っていうかめめから本人の恋バナ聞けるなんて!!」
💜「コレ恋バナになるの?」
💚「俺めっちゃ頑張る!! めめこじカプ推す!!!
ゆり組に次ぐ推しカプ誕生だァァ!!!!」
💜「あべちゃん」
💚「すんません」
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【PROFILE ¦ FILE.04】
💚阿部亮平:科学者
自宅に広大な研究室を持つ科学者
奇病や突然変異に詳しい研究オタク
実は目黒の大ファン
【PROFILE ¦ FILE.05】
💜深澤辰哉:探偵
変装が大得意な私立探偵
人の懐に入り情報を聞き出す
好きな食べ物は油揚げ