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#雪男BL
透子
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「蓮が、好きだよ……」
絞り出すような掠れ声。
握った手は小さく震えているけれど、それでもしっかり握り返してくれている。
やっとだ
やっと聞けた
佐久間くんの、気持ち
じわじわと喜びに満たされていく。
しばらく見つめ合ったままでいると、佐久間くんが戸惑うように視線を揺らした。
「蓮?」
「……ん」
「な、なんか言ってくれよぉ!なんで固まってんの!」
「あ……ごめん。ちょっと噛み締めてた」
嬉しくて
俺だってずっと、気持ちを隠していたから。
まあ……隠せてはいなかったんだけどね。
周りにはバレバレだった訳だし。
でもこれで、ようやく言える。
俺は掴んだ手を強く引き寄せ、佐久間くんをギュッと抱き締めた。
腕の中の華奢な身体が強ばって、両手がフラフラと彷徨うのが微笑ましい。
「……抱き締めてくれないの?」
「っ、蓮……」
震える声に、愛おしさが込み上げる。
抱き締める腕に力を込めると、佐久間くんも恐る恐るって感じで俺の背中に腕を回した。
「……ね、蓮」
「ん?」
「……蓮の気持ちも、教えてよ。俺の思ってる通りで、いいの……?」
「うん。……佐久間くんが好きだよ」
「仲間として、とかじゃなくて?」
「仲間をこんな抱き締め方しないよ。……触れたいし、キスしたいし、抱きたい」
「……!!」
俺の正直な欲望を聞いた瞬間、佐久間くんの肩がぴくりと跳ねる。
少しだけ腕の力を緩めて顔を覗き込むと、首や耳まで真っ赤に染まっていた。
「佐久間くん、真っ赤」
「うっ……だ、だってぇ……片想いだって、思ってたのに……」
「俺も同じ気持ちだったから、びっくりした?」
「う、ん」
「……嬉しい?」
「っ、うん……」
小さく、何度も頷いて、俺の胸に顔を押し付ける佐久間くん。
その仕草が可愛くて、ふわふわのピンク髪にキスを落とした。
「可愛いなぁ」
「ば、ばかぁ……かわいくなんて、ないもん」
「その言い方が既に可愛い」
「うっ……」
むぐむぐと口ごもる佐久間くんは、やっぱりどう見ても可愛い。
俺は声を上げて笑いながら、細い背中を撫でた。
「なあ、蓮……お前さ、いつから分かってた?俺の、その……気持ち」
「うーん、いつからかな……ちょっと覚えてないけど。でも、割と最初の頃から?」
「最初の頃って……」
「俺たちがSnow Manに加入してすぐ、くらいかな。佐久間くん、康二やラウと同じように接してくれようとしてたけど……明らかに違うなって思うことも多かったから」
「うぇっ!?……お、俺、そんなダダ漏れだった??」
「うん。すごく分かりやすかった。……俺の自惚れだったのかも知れないけど……どう?」
「その通り…………デス」
「佐久間くんはいつから俺のこと好きだったの?」
「うぅ……い、言わなきゃ、ダメ?」
「今更隠す必要ある?」
そう尋ねると、佐久間くんが黙り込んだ。
しきりに視線をフラフラさせて、落ち着きなく手を擦り合わせる。
きっと恥ずかしいんだろうけど、こうなったら洗いざらいぶちまけてもらおう。
「佐久間くん?」
「れ、蓮が、まだ……Snow Manじゃない時、から……風呂友になって、ちょっと経ってから…………くらい?」
「へえ……その時はまだ、あんまり漏れてなかったのに」
「………………」
黙り込んだ佐久間くんの顔が、より一層紅くなる。
その頬に触れると、今にも泣きそうに眉を下げた。
「……ごめん。なんか……気持ち悪かった、よな?先輩にそんな、好意を向けられてさ……」
「なんで謝るの?俺は嬉しかったよ?」
「え……」
「俺もさ……なんなら加入前から好きだったから」
「ふへ…………!?」
大きな目を更に大きく見開く。
ほんとに表情がくるくる変わって、見ていて飽きない。
可愛くて愛しくて……ずっと見ていたくなる。
指先で紅くなった頬を撫でると、くすぐったそうに肩を竦めた。
「蓮……あの、」
「うん。俺もちゃんと話さなきゃね」
佐久間くんが言ってくれたんだから、俺も話さないとフェアじゃない。
少し気恥ずかしいけれど、佐久間くんの聞きたいことに答え始めた。
「佐久間くん、俺たちにダンスを教えてくれたりしてたじゃない?最初はすごい人見知りっぽかったし、取っ付きにくい先輩だなって思ってたんだけど。でも、ダンスにも歌にも真剣取り組む姿勢とか、なかなか振りを覚えられない俺たちに根気強く丁寧に教えてくれたりとか……そういうとこに、少しずつ惹かれていってた」
「え、っと……じゃあ、蓮の方が、先……?」
「だね」
でも多分、その時はまだ自分の気持ちには気付けていなかった……と、思う。
可愛い先輩だな、気になる人だな、くらいに思っていただけで。
それが恋だと分かったのは、彼に言った通りSnow Manに加入してすぐの頃……佐久間くんの気持ちに気付いてからだ。
まあ、それは言うまい。
どっちにしろ、気付いたのは俺の方が早いしね。
「あの、俺……全然気づかなかったんだけど」
「ね。俺は別に、佐久間くんみたいに隠してた訳じゃないのに」
「え!……そーなの?」
「うん。だから佐久間くん以外のメンバーはみんな知ってるし」
「え」
「あまりにも佐久間くんが鈍くて気付いてくれないもんだから、みんなに『頑張れよ』って応援されてたくらいだし」
「……え!?」
「しょっぴーなんか『お前、可哀想な奴だなぁ』とか言ってたし」
「ぅぐ」
「舘さんと阿部ちゃんには『佐久間の鈍さはメンバー随一だから』とか『苦労すると思うよ』とか言われて」
「くっ……蓮の方が鈍いと思ってたのにぃ……」
「それね。……佐久間くんの方がずっと鈍かったよね」
「にゃ……」
面目ない……と背中を丸める佐久間くんを、もう一度強く抱き締める。
頭の天辺にキスをすると、そろりと顔が上がって……
黒目がちの瞳が少し濡れていて、綺麗で。
俺は吸い寄せられるように顔を近付け……そっと、唇を重ねた。
「ん……っ」
(あ……これ、ヤバいかも)
鼻にかかった甘い声
柔らかな唇
俺の胸に添えられた震える手
薄い浴衣越しに伝わる体温
頭が、クラクラする。
「……佐久間くん、」
「蓮……っ、ぅあ」
無防備な胸元に、吸い付く。
多分ここなら見えないだろうと、強く吸い上げてみた。
唇を離せばそこに、紅い花弁のような痕。
「ちょ、ちょっ……こら、こんなとこ痕つけたら……っ」
「服着たら見えない位置だよ?」
「っ、後で、ご飯運ばれてくるのに」
「佐久間くんは隠れてれば大丈夫」
「ばか、そんなの……っ、ん、ぁ」
浴衣の胸元をもう少し割って、白い肌に痕を残す。
震える指が俺の髪を掻き混ぜ、はぁ、と彼の喉奥から甘い吐息がこぼれた。
「れ、ん」
「ごめん……もう、止められないかも」
「え……っ、ぅ、わっ!?」
細い腰をぐっと抱き、縺れるようにソファへ倒れ込む。
乱れた裾から覗く白い太腿を手のひらで撫でると、肩をグイグイと押された。
「こ、こらこらっ!何してんのぉ!」
「何って……今からイイコトしようかと……」
「んなっ!?な、にゃに、言ってんのぉ!?こんな、いきなり……ッ」
「言ったでしょ?さっき。抱きたいって」
「っ……」
「佐久間くんは俺に抱かれるの、嫌?」
真っ直ぐに顔を見つめながら、小首を傾げる。
佐久間くんは口元をもにょもにょさせて、やがて小さく呟いた。
「やなわけ、あるか……」
「じゃあ――」
「で、でも!まだ、その……っ、そーゆーこと、する関係じゃねぇもん!」
「……うん?」
「す、すす、好きって、言っただけじゃん!まだ、そのぉ……え、えっちなこと、するような関係じゃねぇだろ!」
「ああ……」
確かに。
佐久間くんが可愛すぎて、色々すっ飛ばすところだった。
それなら、改めて。
「佐久間くん。俺と付き合ってください」
「ぅ、もー……色々、順番すっ飛ばし過ぎ……だけど」
ぎゅう、と俺の首にしがみついた佐久間くんの頬が、首筋に触れる。
熱があるんじゃないかと思うくらいの熱さに驚いていると、耳元で小さく囁かれた。
「……よろしく、お願いします」
「こちらこそ。よろしくね」
顔を見合わせ、笑い合って、唇を重ねて。
夕食が運ばれて来るまでの僅かな時間、俺は佐久間くんの色んな表情を堪能することにした。
*****
一応センシティブ設定にはしましたが、私の中ではギリギリ……センシティブじゃないということで……限定公開にはしませんでした
このあとの色々堪能するシーンが欲しいよぉ!の声が多ければフォロワーさん限定で上げたいと思います^^
コメント
3件

やっと想いを伝え合えたねー🖤🩷🥰 で、「色々堪能するシーン」って!?気になり過ぎますよっ(ㆁωㆁ*)♡
うわああああ告白きたああああ!!😭💕💕ずっと待ってたシーンだよ!蓮くんの「噛み締めてた」にウルッときたし、佐久間くんの照れまくりな反応が可愛すぎて悶えた…!「にゃ」って鳴くとか反則だよ?!👊💥しかも両想いだったんかーい!メンバーみんなに知られてたっての笑うw お互いの気持ちが通じ合ってからのギュッてハグとキス、尊すぎて頭クラクラした…!このあとの堪能シーン、めっちゃ気になる〜!!😇💕