この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
「七瀬、大事な話があります……。先延ばしにして来ましたが、今日こそ……決着をつけましょう」
(西園寺さんと王子の許嫁さんが、まさかの知り合い?)
英次との偶然の出逢いを期待し、
銀座へとやって来た恵里菜。
そんなふたりは行きつけのブランドショップの、
カウンター裏で鉢合わせるという珍事を引き起こした。
その珍事の原因である英次の許嫁、七瀬との関係を、
英次が静かに語っていたその時……。
七瀬の前に西園寺が姿を現したのだった。
「唐澤さん、あれはいったい……」
「……今は静かに」
恵里菜の唇に英次の繊細な人差し指が舞い降りる。
英次は恵里菜に頷きかけると、
七瀬と西園寺に視線を戻した。
「七瀬……私とキミは住む世界が違うんだ。だから、この関係に終止符を打とうと思う」
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