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外の世界の博麗神社に住み始めてから

3年に経った。

あの子たちの生まれ変わりは紫が博麗神社に連れてきて、一緒に遊んだり、話したりして、あの子たちと紫と一緒に元の場所に帰してくれている。

あの子たちの生まれ変わりは

私のことを覚えていなかった。

それは、仕方ないことだ。

でも、会えたことだけで私の喜びだ。

あの子たちの生まれ変わりがいる日常は

とても、穏やかだった。

でも、私の命は目の前に死が見える。

もうすぐ、長い時代の中で生き続けたこの命は終わりに迎える。

(紗代子)「……紫」

私はもう体には動けない。

呼吸も浅くなった。

(紗代子)「幻想郷はどうしてる?」

(八雲紫)「美琴が平和になろうと努力しているわ。あなたのやり方と違ってね。」

(紗代子)「……そうか」

(紗代子)「あの美琴が……」

(紗代子)「……幻想郷の未来にも変わる。」

(紗代子)「美琴をどうか見守っておくれ」

(八雲紫)「ええ、任せて。」

(八雲紫)「あなたはもう眠っていいわ」

(紗代子)「……この人生……」

(紗代子)「良い……人生だったんだろう……」

(紗代子)「大災害で、大切な人たちを亡くし、私を愛してくれたあの子も亡くした。」

(紗代子)「あなたから建設を手伝って欲しいと頼まれて一緒に手伝った。」

(紗代子)「再びに博麗の巫女となった私は」

(紗代子)「妖怪を退治する日々で100年以上に過ぎた。美琴が来てから幻想郷は何か変わったような気がしてたわ。」

(紗代子)「……博麗の巫女は美琴に」

(紗代子)「私は外の世界の博麗神社で」

(紗代子)「3年間、あの子たちの生まれ変わりがいて、それだけで幸せだった。」

(紗代子)「……紫、本当にありがとう」

(八雲紫)「……」

(八雲紫)「こちらこそありがとう」

(八雲紫)「建設を手伝ってくれて」

(紗代子)「……」

(紗代子)「ああ……見える……」

(紗代子)「今までの思い出が見える……」

(紗代子)「あの子たちがいた日々を……」

(紗代子)「……私はきっと……」


幸せ……だった……んだろうね……


(八雲紫)「……」

(八雲紫)「あなたは幸せだった。」

(八雲紫)「妖怪の賢者として感謝を伝える」

(八雲紫)「ありがとう、そしてお疲れ様」

(八雲紫)「最後の50代目博麗の巫女」

(八雲紫)「初代博麗の巫女」


博麗紗代子


生まれ変わる時はあの子とともに……


そして、遠き日の思い出を胸に抱いて……


私は幻想郷を見守り続ける……

どんな時代でも色褪せない四季達。

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