テラーノベル
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午前6時30分。
キッチンの方から話し声が微かに聞こえてきた。
阿部「誰だろ、、」
気配を消して近づいてみると、そこには舘様と翔太がいた。
渡辺「涼太のご飯食べるの久々かも」
宮舘「確か…2、3年前くらいだったね」
渡辺「涼太のご飯は本当に美味しいから、普通に楽しみだわ」
宮舘「あんまり期待しないでよ?」
渡辺「でも、結局 期待超えてくんじゃん」
宮舘「そう?ありがとう」
え、尊すぎてエモいんだけど。
しばらく盗み聞きしていると、御手洗で起きためめも会話に参戦していた。
目黒「なに話してるの?」
渡辺「涼太のご飯が美味しいって話」
目黒「料理得意なの?」
渡辺「もうプロよ」
宮舘「そこまでじゃないけど…」
三人が仲良く話してる。
楽しそうでよかった。
……ってあれ?
もしかして、俺 邪魔じゃない!?
あの三人だったら、今頃 出れてたのに。
俺がいるから……。
こうしちゃいられない!
勇気を振り絞って話しかけに行こうとした。
その時。
目黒「舘さん、俺も手伝うよ」
宮舘「ほんとに?じゃあ、野菜切ってくれない?」
目黒「舘さん、この野菜ってどうやって切るんですか?」
宮舘「これはね……」
切り方を教えようと、舘様はめめに近づき、互いの肩が当たるほどの距離に。
それを見た翔太は、頬を膨らませながら二人の間に割り込んだ。
渡辺「俺が教えてやるよ」
目黒「いや、俺は舘さんに教えてもらいたいんだけど」
渡辺「俺じゃ不安なわけ?」
目黒「普段 料理しないだろ」
渡辺「……いや、でも、できるし!」
翔太は負けじと意地を張る。
そして包丁を持つが、持ち方が既に料理できないということを物語っている。
目黒「あ、その持ち方 危ないよ」
渡辺「黙ってろ。俺だってこれくらい…!」
明らかに怪我しそうな勢いで野菜を切り始める。
目黒「しょっぴー、危ないって!」
めめが包丁を取り上げようとする。
だが、翔太は頑なに手放さない。
次第に、力加減が強くなっている気がして、止めに入ろうとした途端、その隣でお魚を捌いていた舘様に、翔太がぶつかった。
宮舘「痛ッ!」
舘様の大きな声に、一瞬で黙り込んだ二人。
俺はすぐさま駆け寄った。
阿部「舘様、大丈夫!?」
舘様の手を見ると、大きな かすれ傷から血が出ていた。
渡辺「ごめん!お前のせいだぞ!」
目黒「しょっぴーが変に意地を張るからでしょ。できないならできないって言えばいいのに」
渡辺「んだと?」
阿部「二人とも。こんな時に喧嘩するなら出て行ってくれる?正直、うるさくて邪魔だから」
渡辺「……言われなくても出て行くわ」
目黒「……舘さん、本当にごめん」
宮舘「大丈夫だよ。みんな大袈裟なんだから…笑」
場の雰囲気は悪くなり、距離は一層 遠くなった。
何がいけないんだろう。
午後7時。
夕食を済ませ、一人一人 入浴時間へ突入した。
渡辺「涼太…ちょっといい?」
宮舘「う、うん」
俺はこっそりついて行った。
渡辺「…怪我、大丈夫?痛くない?」
宮舘「なんともないよ!全然平気だから気にしないで!」
渡辺「気にするだろ。俺のせいだから」
宮舘「翔太って小さい頃からツンデレだよね」
渡辺「は、は、はぁ!?!?ち、ちげーし!ツンデレってなんだよ!!!/////」
宮舘「ふふっ。相変わらず、可愛いね」
渡辺「…その、マジでごめん……ッ/////」
宮舘「目黒とも仲直りしなよ?」
渡辺「なんで?別に喧嘩とかしてねーし!そもそも、めめの言い方が悪いんだろ……」
宮舘「目黒だって翔太に言いすぎたって思ってるはずだから」
渡辺「……わかった、、」
この時の翔太は、顔も声のトーンも子犬のように か弱くて可愛かった。
お母さんに怒られている感じがして、この後いっぱい抱きしめてあげることにした。
その前に、仲良くならないとな。
それにしても、ジャスティス。
新しい扉が開いた俺は、部屋にでも籠って日記に記そうとした。
阿部「ふ〜ん、ふふ、ふ〜ん♪」
すっかり浮かれていた俺は、目の前にいる めめに気づかず、ぶつかってしまった。
阿部「おっと、、ごめん!」
目黒「大丈夫だよ」
めめはニコッと微笑み、翔太の所へ行った。
舘様に聞いた話、この後 二人は仲直りをしたそう。
そんなことより、めめって身長あんなに高かったっけ?
めめのことをより一層 気になるようになった。
【次回】
仲良くなっちゃうんじゃないの?
コメント
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面白かったです(((o(*゚▽゚*)o)))