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???『違います。僕はカイン………カイン・アルフリッド。この世界を作った者です。やはりそうなってしまったんですね』
月見「カインさん!?生きてたの!?」
『いえ。生きている訳ではないのです。僕は既にこの世にはいません』
真凛達はとても驚いた
「え?じゃあ何で………」
カインは続ける
喋っている言語は英語だったが、何故か意味が伝わってくる
『はい。今皆さんとはこの世界を経由して話しかけています。僕は今この世界にいるのです。皆さんとはもう既にお会いしています』
月見「え…?」
『みなさんのよく知っている人です。この声で喋れば…分かりますかね………?』
真凛「その声は………夏樹くん?」
『その通り。僕は殺された後、自分の書いた小説の世界……つまりアカシック・レコードの世界の中の主人公であるアカシックに転生してしまったのです……』
月見「ということは……そこにいるの?」
『皆さんからは見ることができないところにいます。僕は今、みなさんの隣にいるのですが』
全員「え?」
『僕は既にこの世にはいないはずの存在なので、みなさんから目視することは不可能になっています。この世界には今、現実世界でいうバグが起こっているのです。みなさんはバグの影響でこの世界に来ることができたのです』
さらに続けていった
『後、コレはアカシック本人には言わないで欲しいのですが、彼は僕の記憶を引き継いでいる訳ではないのです。アカシックは僕の身体であることは間違いがないのですが、バグの影響でそれぞれ別の存在となっているのです。なので、彼はもともとの僕……カイン・アルフリッドだったということを覚えてはいないということです。本人にこれを伝えてしまうと、何かまた別のバグが発生してしまう気がするのです。それ以前に彼は何をするか分かりません』
月見「そんな……」
カインは申し訳なさそうに言った
『後…もしかしたらみなさんは……出入り口が壊れてしまったので、現実世界に帰ることが不可能になったかもしれません……』
全員「えええええええ!!!????」