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だが、廉と優子が、ほんの少し驚くだけだった事に、拓人は拍子抜けしてしまう。
「廉。この女に…………何か吹き込んだか?」
眉根を寄せ、感情を抑えた声音で、拓人は問い掛けた。
「吹き込んだっていうか…………初めて彼女と会った際、拓人と俺は、大学時代の友人だという事は伝えた」
「そっかぁ。俺はこの女に、廉と友人だって事を知らせてなかったから、女がビックリするかと思ったんだが……。何だ。知ってたのかよ。つまんねぇ」
拓人が、廉と優子のそれぞれに視線を配らせる。
しかし、二人の間に流れる空気感が、どことなく気まずさを湛えているように、彼は感じていた。
拓人の瞳から放たれる鋭い眼差しをかい潜り、廉と優子は、互いの表情を、目を合わせないように、チラリと見やっている。
それはまるで、二人だけが分かる、秘密の会話をしているようにしか見えない。
(何だ? この雰囲気……。二人の間に…………客と売女って関係以外に……何かあるのか?)
拓人が、一瞬、怪訝な表情を見せる。
しかし、はたと考え直すと、企むように下衆な表情を映し出し、廉に向かって口角の片側を上げた。
(だったら…………俺が、暴くしかないだろ……?)
拓人は、見せしめのように、優子を背後から抱きしめながら、ブラウスのボタンを、引きちぎるように外していった。
「ちょっ…………何すんのよ!」
いきなり服を脱がされ始めた優子が、瞠目しながら身じろぎをすると、拓人は、女の動きを封じようと、後ろから腕の拘束を強める。
「うるせぇな。あんたは、大人しくしてればいいんだよ」
「っ……」
冷徹に言い放つ彼の声に、優子は身体をビクリと震わせた。
時折、女が抵抗して身体を捩らせるが、勁い腕に阻まれ、拓人は優子のブラウスを強引に脱ぎ放ち、ブラとキャミソールも剥ぎ取る。
上半身裸になった優子の顎を掴み、廉に目を据えた。
拓人の般若とも思わせる表情に、廉は愕然としているのか、瞳を見開いたまま硬直している。
「…………お客さん。『うちの商品』に、こんな『傷』をたくさん付けて…………困りますなぁ」
彼は、廉へ蔑む笑みを深め、視線を刺すと、優子の首筋に舌を這わせ、双丘を荒々しく揉みしだき始めた。