「志乃さん、今日こそは付き合ってもらいますよ」
お昼休みに入るや否や、理恵子ちゃんが凄い勢いで私のところに来たかと思うと、腕に抱き着いてきた。
「え?」
「だから蓮さんのお店です!」
まだ了承もしていない私を半ば強引に連れていこうとする。
「待って。私、お弁当が……」
作ってきたお弁当を机の上に置き、アピールしてみる。
「そんなこと言って、前もって行こうって言ってても全然、付き合ってくれないじゃないですか」
完全に理恵子ちゃんはご機嫌ななめ状態で、私の話なんて聞いてくれる感じではなかった。
私も私でずっと理恵子ちゃんのお願いをのらりくらりかわし逃げ続けていただけに、さすがに強く拒否できなかった。
私は理恵子ちゃんに手を引かれたまま蓮くんの店へと行くことになってしまった。
蓮くんに別れを告げられてから2週間を過ぎようとしていた。
相変わらず蓮くんからの連絡は途絶えたま**********
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