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高校一年生・仮名:Kさん


最近、友達と話すのがちょっと怖いです。

何気ないLINEの返事とか、ちょっとした態度とかで、

「嫌われたかな」って考えすぎて、

自分から連絡するのもためらうようになりました。

ほんとは普通に仲良くしたいのに、

自分が変に気を回しすぎて、逆に距離ができてる気がします。




「……あー、それ、すっげぇ分かるかも」

「“これ言ったらどう思われるかな”って気にしすぎて、

どんどん自分の発言減ってって、最後“無”になるやつな」

「オレ、そもそも言わねぇけどな!(笑)」

(ちょっと誤魔化すように笑う)


蓮司

「距離感ってさ、気にしすぎると逆に不自然になるよね」

「Kさんはたぶん、“ちゃんとした子”なんだと思うよ。

だからこそ、“自分のせいで関係が壊れたら嫌”って

先回りして気を使いすぎる」

「でもそれ、気づかれない優しさだから、報われにくいよねぇ」


日下部

「……“気を回しすぎて距離ができる”って、わりとある」

「仲良くしたいのに、慎重になりすぎて、

逆に“避けてる”って誤解されることもあるし」

「俺もよく、声かけようとして止まることある」

「けど……そういうときって、案外向こうも“どうしようかな”って

思ってたりするんだよな」


「そうそう、“避けられてる?”ってお互い思ってんの、

地獄のすれ違いって感じだな」

「だから、めっちゃシンプルに“この前ありがとー”とか、

“なんか元気?”とか、

“軽いやつ”でちょっと触れてみたらどうよ」


蓮司

「“なんでもない会話”って、実は関係を保つ鍵だったりするからね」

「大事な話よりも、“今日の昼なんだった?”の方が近づけたりする」

「Kさんが“話したい”って思ってる時点で、

関係を諦めてないってことだから、

たぶん、戻れると思うよ。ゆっくりやれば」


日下部

「焦んなくていい。

無理に喋ろうとしなくても、ちゃんと見てる人はいるから」

「……“普通に仲良くしたい”って気持ちが伝われば、

きっと、大丈夫だと思う」




🗝 三人からのことば


遥:

「“考えすぎる優しさ”って、悪くねぇけどな。

ただ、そのせいで自分が疲れてんなら、

もうちょい肩の力抜いていいんじゃね?」


蓮司:

「“仲良くなりたい”って思ってるなら、

小さなやりとりでも、その気持ちって伝わるもんだよ。

だから、ゼロにしないのが大事」


日下部:

「俺も、言葉が出ないときある。

でも、“関係を続けたい”って思ってるなら、

何も言えない時間も、無駄じゃないと思う」



無名の灯 答えを持たない相談室(遥・日下部・蓮司)

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