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ーー翌日 午前7時35分ーームナは、満員電車に乗って学校へ行くところだった。ムナは、吹奏楽部に所属している。打楽器担当だ。
ぎゅうぎゅう詰めの電車の中、お尻に違和感を感じた。誰かに揉まれていた。しかし、ムナには日常だった。毎朝、この電車に乗るたびに揉まれる。ムナは、犯人が誰かなど探そうともしなかった。社会に疲れた大人に、少しでも癒やしを与えようと思っていたからだ。
ーー同日 午前8時丁度ーー
恐松駅西口、部活が始まるまで残り30分。恐松駅から、学校まで20分あれば着く。いつも通りの道をいつも通り歩く。変哲の無い日常だ。だが、今日は違った。ムナは、ずっとウキウキ気分だ。そう、暇な夏休みに予定があるのだ。
ーー同日 午前8時20分ーー
「先輩、おはようございます。」
「おはよう。ヒロは?」
「まだ来てないです。」
「そっか、遅いなぁ…」
ヒロは、同級生だ。クラスは違うが、同じ部活のトランペット担当だ。ムナより頭が良く、友達も多い。ムナとは、正反対のような人間だ。
「ムナー、おはよう。さっき猿いた。」
「僕も見たかったな。どこら辺?」
「校門のおじさんの頭。」
「おもろいやん。」
「皆おはよう。今日は、10時から合奏します。コンクールまで、残り1週間なので気を引き締めていきましょう。」
「「「はいっ!!」」」