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ケイリクスは吐息のように掠れた声で「ああ」と同意した。
メリーティアは笑っている。否応なく見惚れてしまうくらい美しく、笑っている。その笑顔にはケイリクスが怯むほどの迫力があり、言葉には肯定以外を許さない強制力があった。
「わたしだけではなく、皇帝陛下を殺そうと企んだ大罪人ですわ」
間近で見つめ合いながら囁かれていると、すべてを委ねて彼女に従いたくなった。
ケイリクスは皇帝であると同時に、メリーティアの愛の奴隷だ。
――彼女は何を望んでいる?
――どうしたら喜んでくれるだろうか?
そんなことで頭がいっぱいになったケイリクスは「そなたはどうしたい?」と尋ねてみた。
そうするとメリーティアはより一層美しく微笑んで、
「首を刎ねて。――ギロチンで」
甘い甘い声音でねだった。
ケイリクスの口から、興奮のあまり息が細くこぼれる。彼女は冷酷なさまさえ美しかった。
うっとりと笑みを返したケイリクスは、メリーティアの手をすくい取ると甲に唇を寄せる。
「仰せのままに、マイレディ」