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気にしないふりをして電車に乗り込む。全く、意味がわからない。
ため息をグッと堪えて、満員電車に揺られ、会社についてからは、あまり危ないことは無かった。
帰りの電車。また突き落とされそうになった。
「お、おそろしい、、、」
今日まで何も無かったはずだ、なぜこんなことが?変わったこととしては一つ、夢で出てきたあの竜だけだ。
「次はー瓜亀町ー瓜亀町ー」
ここで降りなければ。何も起こらないことを願って電車から降りた。
「助けてあげようか?」
声のした方を向くと、着物を着た銀髪の少女が立っていた。
(この子、夢に出てくる、、、)わ
「た、助けるって、どう言うことだよ」
「今日、大変だったでしょ」
「あのな、いきなりそんなこと言われてm」
「たとえば、運が悪かったり、電車に轢かれそうになったり、とか?」
ズバリと言い当てられてしまって、思わず口が開いてしまう。
「私には見えるよ、あなたの後ろにいる、雲竜がね」
「雲竜?そ、そんなものあるはずがないじゃないか」
「いいや、いるよ。見ようとしていないだけ」
「、、、助けるって言ったよな」
「うん、祓ってあげるよ」
信じるはずのない言葉。でも、本当にできる気がしてくる。
「分かった。じゃあ頼む」
「ふふっ、りょーかい」
こうして俺と少女の「雲竜お祓い大作戦」が始まったのだった。