🧡「しょっぴー、俺のとこ好きやろ?」
💙「は?」
楽屋のソファ。メイク前の時間、康二が言ったのはいつもの冗談──。
🧡「今日の収録中、ずっと俺のこと見てたやん!」
💙「おまえ、自意識過剰すぎ」
俺は笑って、肩をポンと叩く。
💙「でもまあ、康二は誰にでも好かれるからな。俺も……嫌いじゃないし」
──”嫌いじゃない”
その一言に、向井は一瞬だけ心を揺らす。
🧡「…なにそれ。ちょっとドキッとするやん」
💙「はいはい」
🧡「もぉ、大好きやで」
がばっとしょっぴーに抱きつく
💙「ちょっ、だるい」
🧡「ははっ、ごめんごめん、冗談やん」
ちゃんと笑った。表情も崩さず、声もいつも通り。
でも、胸の奥だけがなんとなく、もやっとしたままだった。
しょっぴーは気づいてへん。
この冗談に、どんなけの本音が隠されていたなんて。
その日のステージのリハ、向井はいつもより少しだけ静かだった。
誰にもバレないように、笑顔の仮面だけ完璧に被って──
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