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回り道したら近道だった

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回り道したら近道だった

3 - 第3話 南から北へ

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2021年12月03日

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にぃにぃと話あった結果、にぃにぃは沖縄残留で俺の部屋と車はそのままで大丈夫との事


東京の実家に寄って北海道に行く事を伝え、大きなカバン一つもっていざ北海道へ。(あっちへこっちへ…と呆れられた)


着いてみるとめちゃくちゃ寒い。


聞いてはいたが想像以上に寒い。


11月だけどもちろん雪は積もっているし、持ってる沖縄の服だけでは対応出来ずユニクロへ。


装備を整え仕事探し開始。


住み込みのバイトを探すと酪農とスキー場が出てくる。


牛の世話は無理だと思ったので、キロロリゾートと言うスキー場に決めた。


電話すると数日後に来てくれとの事なので、観光しながら健康ランドで数日過ごしキロロリゾートに向かった。


リゾートバイトってやつで同じ様な

寮住まいのバイトの人が何十人もいた。


年齢はバラバラなのに同期という妙な

一体感がありすぐ打ち解けられた。


部屋は三人部屋で谷くんと西村くんと

一緒になった。


仕事はリフト係、チケットの確認とお客様をリフトに乗せる仕事。


仕事が終わると同期の皆でナイターを滑りに行く。


部活みたいなノリで楽しかった。


スキーやスノボ好きな人達ばかりなので

ほぼ初心者の俺は色々教わりながら楽しんでいた。


谷くんはバリバリのスノーボーダーだったが西村くんは全く興味無いとの事で、部屋に直帰していた。


仕事してナイターして社員食堂で飯食って、風呂入って麻雀したり、酒飲んだりが毎日のルーティーンだった。


何年もリゾートバイトしてる人がいるのも納得できた。


寮はもちろん男女別なのだが、共有部もありボードのメンテナンス等は共有なのでそこで女の子と仲良くなったりする。


不思議なもので顔がイマイチでも、滑るのが上手かったりメンテナンスに詳しいとモテる。


特に車を持ってると無敵だ。


キロロから街へ脱出するのは車が必須であり、買い物や食事に行くと言えば皆、連れてってーとなる。


俺も久々にコンビニに連れてって貰った時、テンション爆上げだった。


コンビニでこれなのだから札幌行くなんてなったら、絶対行くだろう。


スノボの動具や知識も増えていきスノーボーダーらしくなってきた。


一〜二ヶ月たった頃には西村くんの説得?洗脳?にも成功し、西村くんもスノボにハマってた。


毎日仕事後はナイター、休みの日も朝から滑ってるのだからすぐ上手くなれる。


上手くなると滑れるコースやキッカーやハーフパイプ等も出来る様になり、更に面白くなっていく。


冬が終わりに近づきスキー場が終わりかけた頃には来年も絶対来ようと決めていた。


スキー場が終わったら沖縄に帰る予定をしていたのだが、旅しながら帰る事にした。


原チャリで沖縄まで帰ろうと変なスイッチが入り実行した。


スーパーカブと寝袋等を購入し出発した。


まず福島のばあちゃんに会いに行った。


10年ぶりくらいだったのでばあちゃんは最初誰か分からない様子だった。


色々と話した後、もしかしたらばあちゃんと話すのは最後になるかもとちょっと悲しくなった。


後々やっぱりこれが生きてるばあちゃんとは最後だったことになる。


その後は東京の実家に滞在して派遣バイトなので旅の資金を稼ぐ。


親はもう諦めている様子だったけど

ばあちゃんに会ってきたことは喜んでいた。


東京を出発してキロロで仲良くなった人達のとこへ寄りながら沖縄を目指した。


急ぐ旅ではないので、1日一県くらいのペースで本州、四国、九州と見て回った。


鹿児島からフェリーで屋久島に行き

千年杉を拝んできたのだが、

そこで野宿している時に台風が直撃し、

しにそうになり荷物が色々無くなった。


カメラや記念の品なども無くなり悲しかったが生きてたのでまぁ良しとした。


ようやく沖縄に着いた頃にはすでに11月になっており、またすぐ北海道へ行く時期になっていた。













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