テラーノベル
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夢見る少女じゃ居られない
白馬の王子は現れない
夢見るだけじゃ生きていけない
現実はお金も時間もない
働けど働けどお金は出ていく一方
オシャレしてデートに出掛けたい
現実はパジャマで家デート
結構グダグダ過ごすだけ
トキメキなんてひとつもない
愛されたくて吠えて
愛してるなんて嘯いて
私を抱いてすぐ寝るの
そんな機械的な日々に飽きてしまった
欲しかったのは’ごめんね’じゃなくて
‘楽しかった’の一言で良かった
貴方のことを許せはしないけれど
まだちょっと愛してる私がいる
変わったことは貴方が居ないだけ
私の日々に居ないだけ
1,507
矢野
29
#BL
寿命㌫(主)
49,209
コメント
3件
今回もめちゃくちゃ良かったです!!!! どうやら語り手は夢を見たいけど 厳しい現実により見れていない様ですね… 現実では白馬の王子は現れず、 お金も時間も無かったり オシャレした外デートは出来ず 出来たのはパジャマで家デート… そんな日々を終わりにする為に 貴方と別れた様ですが… 貴方を許せないと思いながらも 貴方を少しだけ愛している自分もいる… 本当に現実って夢の様に 上手くいきませんね…
「夢見る少女じゃ居られない」――この一行で全部の空気が決まってるなと思いました。欲しかったのが「ごめんね」じゃなくて「楽しかった」の一言だったっていうライン、すごく刺さりました。責めるでも嘆くでもなく、静かに「そうだったらよかったのに」って置いてある感じが、余計に切ないです。「まだちょっと愛してる私がいる」っていう、自分でも諦めきれてないもどかしさもすごくリアルで。日常に溶けて消えそうな痛みを、言葉でぎゅっと掬い取ったような詩でした。