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●セレンの魔法●論理がないと警察に、証拠不十分だ!と言われる。
4月30日。
炎の魔女「助けて!セレン!」
セレン「どうしたの?」
魔女同士は、同じ運命を抱える者同士としてお互いに仲がいいのである。
炎の魔女「実は、私の彼氏がいなくなってしまって」
亡き彼氏ミオンの事を思い出した。
セレン「えぇ、何があったか、教えてくれる?」
炎の魔女「私達は、ブラッケン山に、友達3人と私、そして、私の彼氏で、宴をしていたの。帰り際に、彼氏と一緒に帰えろうと思って、探してみたんだけど、どこにもいなくて、、。」
ブラッケン山は、世界で唯一、魔女が魔女の運命を忘れて魔女同士で、宴が楽しめると魔女のなかでは有名だ。
そして、あの山では、魔法の類が一切使えない。
セレン「友達は?」
炎の魔女「星の魔女、香草の魔女、鋼の魔女で、16時にみんなで集まって、0時まで宴をしていた。0時になって、みんなで帰ろうとしたら、彼氏がいなくなっていた」
セレン「それまではいたの?」
炎の魔女「えぇ、23時頃から片付けをするまでは、いた。だけど、それ以降みんな片付けに必死で」
とりあえず、山にいきましょう。
箒で山に、向かって跳んでいた。
セレン「うわ〜!痛た〜(汗)」
セレン「(この状態で足跡がないのはおかしい)」
炎の魔女「大丈夫?セレン?」
私は、箒ごと地面に叩きつけられた。
セレン「大丈夫、本当にこの山って魔法使えないのね」
炎の魔女「だから、歩こうって言ったのに(汗)」
宴会場
星の魔女「帰ったんじゃなかったのか?」
鋼の魔女「とりあえず、無事でよかった」
セレン「帰ったって?」
星の魔女「炎の魔女は、彼氏と家で寝たいからって、先に帰るって言ってなかった?」
私は、辺りを捜索した。
香草の魔女「炎の魔女の彼氏探してるの?」
セレン「えぇ」
鋼の魔女「キャンプに来たんじゃないのか?」
星の魔女が、彼氏を背負ってきた。
星の魔女「みんな!炎の魔女の彼氏が血を流して倒れてる!」
鋼の魔女、炎の魔女「嘘でしょ!」
救急車を呼んだ。
セレン「とりあえず、みんなの持ち物見せてくれる?」
全員「分かった」
香草の魔女:小型ナイフ
セレン「この血は?」
香草の魔女「あ、それは、肉を調理している時についたやつ」
セレン「23〜0時何してた?」
香草の魔女「食事の片付け、洗い物をしていたの」
セレン「一人で?」
香草の魔女「いいえ、炎の魔女にも手伝ってもらった」
炎の魔女と香草の魔女は、23時45分まで一緒に片付けをしていた。途中で、抜けた」
セレン「(炎の魔女は本当に23:45まで一緒だった?)」
星の魔女:荷物なし
セレン「23時〜0時の間何をしてましたか?」
星の魔女「その時間帯は、鋼の魔女と焚き火の片付けやキャンプ用品の片付けをしていたよ」
服には、血がついていた。
彼氏を運んできた時のものだろう。
星の魔女の服に微量の香草粉が付着
→ 運搬時についた?それとも接触?
星の魔女の香草粉は運搬時に付着した量と一致
セレン「(星の魔女の血は本当に運搬時のものだけ?)」
鋼の魔女:魔導書
星の魔女と焚き火、キャンプ用品の片付け
炎の魔女:荷物なし
香草の魔女と片付けをしていたが、23時45分頃に途中で帰った。
炎の魔女「私は、後は、食器を片付けて終わるまでをやったかな」
実は0時の鐘が鳴る前に刺されていた
炎の魔女の23:45の空白が疑わしい
証拠を見つけるたびに手が震えていた。
ぬかるみなのに犯人の足跡がない
普通に抱きついたなら、 粉は部分的に付着する。
でも彼の服の内側まで粉がある。
→ 至近距離で揉み合った証拠。
① 足跡がない
→ 刺した場所はぬかるみではない
→ 焚き火横の固い地面
② 服の内側に粉
→ 至近距離で揉み合い
→ 運搬では説明不可
③ 香草粉を大量に扱うのは誰?
→ 香草の魔女だけ
私は、この事件を解くのが怖かった。
震える声で言う
セレン「あなたの足跡がないのは当然です。
刺した場所は、ぬかるみではないから」
セレン「23時45分、焚き火の横。
固い地面。そこなら痕跡は残らない。」
セレン「足跡がないのは、不思議じゃない」
セレン「不思議なのは、粉よ」
セレン「運んだだけなら、外側に付く」
セレン「でも彼の服の内側にまで入っている」
セレン「それは、抱き上げたのではなく――」
セレン「抱き締めたから」
(間)
セレン「刺した直後に」
セレン「偶然ではない。
すべてが、あなたでなければ成立しない。」
香草の魔女「私の彼氏は、とっくに亡くなっていたのに、炎の魔女と彼氏が、いちゃついているところをみて、もう、限界だった」
●魔女の呪い●
1000年間、自害することも許されず。
人を殺そうとすれば、自分が亡きものとなる。
助けを請われれば、どんなに嫌いな奴でも助けなくてはならない。
愛する人とも時間をともにすることもできない。
私は、思わず香草の魔女に抱きついた。
セレン「ごめんなさい。今はこれが私の精一杯」
香草の魔女は、泣いていた。
その声は、森中に響いた。
私は、亡き彼氏を思う度に追い詰められてきた。だから、分かる。
私は、震える手で、警察に、渡そうとした。
香草の魔女「ごめんね、迷惑かけて……」
光の塵となって、消えていった。
あたりは、凍りついた。
これが、魔女の呪いなのだと。
炎の魔女の彼氏は、病院で目を覚まし、命に別状はないようである。
雨のなかの一筋の明かりのように、二人をみているのが苦しかった。