テラーノベル
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瞬間、ズキンと頭に痛みを感じた。
あまりの痛みで私は気絶してしまったようだった。
目が覚めると、家に居た。
だけど少し違う。
この家は私が昔、住んでた家。
それに、雰囲気も不気味だ。
【かーくれんぼ、かくれんぼ!!】
【私とみんなで、かくれんぼしなーい?】
あの少女と似てる声が家の中に響き渡る。
だけどちょっと違う。
なんか、人間味を感じないっていうか..。
それより、さっきみんなって言ったよね。
もしかして..
そう思い、私は自分が今いる部屋から出て、
他の部屋の扉を順に開けていく。
「どこにも居ない..」
そんなことを呟きながら、
私が今いる場所は2階だということに気づく。
急いでリビングへと向かうと、
案の定みんなが居た。
「遥!!ここって遥の家だよね..?」
私を疑いの目で見ながら菜々は
私にそう問いかける。
「うん..」
「ほら!!やっぱり遥が犯人なんじゃない?!」
え?
なんのこと..?
そう私が戸惑っていると
「今、遥が化け物に襲われない理由を考えてたんだ」
「それに、この今いる場所が昔、遥が住んでた家ってのもあって..」
「僕らは遥が真の悪なんじゃないかって考えてるんだ」
「そんなわけ───」
『そんなわけない』
『私は悪くない』
そう言おうとした瞬間、
【ルーru説冥〜!!#%】
また少女の声が聞こえる。
それになんだかノイズのような音も聞こえた。
【kこnnoのイeの&%^*どkkoかに『宝物』ヲ隠%‘したttt」&/¥よ〜!!】
【私にi見つかraアずに、宝物@/「’を%手tに入れrrrreよウ!!】
ノイズが段々酷くなって、聞き取りずらい。
宝物…
じゃあこの子も私が生み出した化け物ってこと?
でも全然見覚えがない気がするけど..。
「名前は何?」
また口が勝手に動く。
みんなは不思議な顔をしながら私の目を見ていた。
【nナ前?¿】
【miカだhよ&%y】
このゲームは結局は隠れ鬼と同じ。
ただ、見つかったら終わり。
生き返るのかも正直、未だ不明だし。
「じゃあ20秒後にスタートって言って始めよっか」
そう私は優しく言う。
私には策がある。
きっと私なら成功する。
【ヮかltウたt!!】
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