夕食を食べ終え別れる間際、毎日会ってるのに毎回寂しそうに俺の部屋のドアを開ける雫ちゃんを引き止め、唇を奪う。
「んっ、 」
雫ちゃんの唇から僅かな吐息が漏れ、それを聞くだけで俺の理性はグラグラと揺れる。
薄く目を開くと、雫ちゃんは眉を歪め、頬を染め、必死に目をつぶっている……これ息してるか?鼻でするって教えたのに。
離しては角度を変え、必死なこいつをあやす様に頰を撫でる。柔らかい唇を堪能するように何度も重ねていると、小さな手が俺の胸を二、三度叩いた。それを絡め取り、引けた腰を抱き寄せると、カクッと膝の力が抜ける。
可愛い、もっと触れたい。自然とそう思い理性を失いかけていた俺は、キスを深くしようと一瞬唇を離した時だった。
(……やっちまった)
玄関で俺は何を盛ってるんだよ。帰る間際なのに。
我に返り、腰を抜かした雫を抱きしめ、頭の後ろを撫でる。
「っ、はぁ……ながっ、…***********************
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