タイミング良く鳴ったインターホンにより、大和さんの話は中断される。
「……チッ、塚田だな」
「奈々ちゃんの迎えに来たんだね」
ソファーから立ち上がった大和さんは、カウンターに置いてあったタバコとライターを掴む。あ、行ってしまう。
「待って、なんて言おうとしてたの?」
「後で、またタイミング見て言う」
「気になるよ」
「……きっと、今じゃないってことだろ。また後で話す」
大和さんはそう言うと、前髪をうざったそうに搔き上げながら玄関に向かって行ってしまった。
一人になった空間で、大和さんの言葉の意味を思い浮かべる。
「……今じゃ、ない?」
玄関を開くと、そこには息を切らした塚田が立っていた。そしてガバッと勢いよく頭を下げる。
「今日は本当にありがとう……!!」
「もういい。気にすんなよ」
「奈々はどうしてる?彼女さんは?お礼が言いたい」
「それは分かった****************************
************
*******************
***********************
**********
************************
***********
****************
コメント
2件