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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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・登場人物は全てオリジナルのキャラクターです(一次創作)

・BL要素を含みますが、やらしい描写は無いです(多分)

・設定などがぶっ飛んでいることがあると思いますが、お見逃しください()



それでもいいという人は、どうぞ↓↓↓



第4話


「お、俺が分かんねぇの?」「何を言ってるんだ。俺たちは互いを認識出来ないだろう」「えぇ…?俺ちょっとお前の言ってる意味が分からない…」

相変わらずダクラは俺の腕を解こうとしない。上に乗られて動けねぇし…、なんかこの体勢、俺が襲われてるみたい。すまん話が逸れまくった。


「なぁダクラ、一旦放してくんね?」「お前を自由にするのは危険だと判断した」「なんでぇ?!」「まずお前は自室の外に出ていたにも関わらず、列から逸れて俺に触り、話しかけた」「ちゃんとカモフラージュしてたんだけどさ!お前を見つけたから仕方ねーじゃん!」「…カモフラージュ…?…つ、次に、お前は俺の名前を知っている」「だってお前は、ヴォルテの弟じゃん。幼馴染じゃん」「ヴォル、テ…?弟…?幼馴染…?」「…何その反応…」「…最後に、お前はこのドアを通り抜けた」「普通は通れねーの?」「当たり前だろう!認証された者しか通れない仕組みになっているのは知ってるだろう?!」


会話が全く成立してない時点で俺は察した。こいつはダクラであってダクラでない。‘こっちの世界に飛ばされた時、現実世界の記憶が消えた説’と‘元々こっちの世界の住民説’が考えられるが、まぁ普通に考えて後者かな。つーことは、ここは異世界じゃなくてパラレルワールドの方が近いってことか?…ん?待てよ、つまりこっちの世界に存在してた俺がいたってことだよな。俺が過去に読んだ転生モノじゃ、現実世界の俺とパラレルワールドの俺が入れ替わるっつーのが多かったが…。ただ、ダクラの反応からして俺らは知り合ってなさそうだな。認識出来ないとか言ってたし…


「おい!何か言え!」「…ダクラ…、ホントに俺を放して」「だから言ってるだろう、お前は「俺ちゃんと話し合いたいから」じっとこいつの目を見る。「危害加えたりしねーから。信じてくれ頼む」「…」俺を押える力が弱くなり、ダクラが俺から退いた。「あんがと」「妙な動きをしたら、すぐに通報するからな」「はいはい。とりあえず座ろうぜ」


互いに向き合って座る。「俺の名前は神星大斐。いきなり何を言いだすんだって思うかもしんねーけど、俺実はこの世界の人じゃない」「どういうことだ」「つまり、俺は元いた世界からなぜかこの世界に飛ばされたってこと」「世界は1つしかないだろう」「んー…。まぁなんていうか、この世には摩訶不思議なことがあるってことよ」「…まぁいい、話を続けろ」「へいへい。で、俺がいた世界にはお前とそっくりな奴がいたわけ。俺がお前の名前を知ってるのはそういうこと」「意味が分からない。俺らは互いを認識出来ないはずだ」「いいかダクラ、俺がいた世界とここの世界は似ても似つかない。ここの世界みたいに人が全く同じように歩いてる光景なんて俺は見たことないし、街の景色も何もかもが違うんだ」ダクラが目を見開いた。「お前の世界では人は自由なのか」「…まぁ、ここの世界に比べたらな。今度はお前の番だぜダクラ、この世界のことを教えてくれないか」「その前に、背中を見せてくれ」「背中?いいけど」シャツのボタンを外して背中を露出する。「ん。」「…お前がこの世界の人間じゃないのは本当みたいだな」「?」「紋章がない」「なにそれー」「施設から出た人間は、背中に紋章がある。それがあるとレーダーが反応して、ドアが出現したりする」「ほー、なるほどなぁ、とりあえず施設ってとこは洗脳施設くせぇな」「せんのう?」「いやこっちの話。で?信じて貰えた?」「…あぁ」「よし、じゃ聞かせてもらおうか。この世界のこと」「…分かった」

オリキャラが異世界に行ったようです

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