運命の交差点　　〜あの日の涙は永遠の愛へ〜

「伊華？」

イタリー様が何か言ってるのに、全然耳に入ってこなかったんね。

​それから数時間して、やっとiоは何が起きたのかを理解できたんね。

「姉さん」

頭の中を整理できた瞬間、目から滝みたいにいっぱい涙が溢れてきたんね。泣いても泣いても、涙は止まってくれなかったんね。

​数日後、家に愛華が来たんね。

「伊華、イタリア、苦しかったな。辛かったな。一先ずお疲れ様。もう暫くは、こんな大戦も無いだろう。安心してくれ」

その言葉を聞いて、iоとイタリー様は愛華に抱き着いてワンワン泣き出したんね。

愛華はそんなiо達を優しく頭を撫でてくれたんね。

暫くして落ち着いたとき、愛華は、違うんね。愛って呼べって言われてたんね。愛は、iо達に数年後位になって、まだ辛いんだったら、仕事を探すなら、日本国に来いって言われたんね。

愛はそれだけ言って、自国に帰って行ったんね。​