テラーノベル
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甘月 莉兎
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21番外編! 20の続きなので、ぜひ20から読んでみて下さい💕
みことの綺麗な顔がゆっくりと近づき、すちは逃げることもできずに、萌え袖の先をぎゅっと握りしめて目を閉じた。
唇に、柔らかくて熱いものが、羽が触れるような優しさで重なる。
「……んっ、……ぁ」
甘い吐息がこぼれると、みことはさらに愛おしそうに、すちの頬を両手で包み込んだ。
医療担当の冷静な指先が、今は微かに震えていて、彼がいかにすちを「愛してしまっているか」が伝わってくる。
「……すちくん、嫌じゃなかった……?」
至近距離で、潤んだ瞳に見つめられて、すちは顔を真っ赤にしてコクコクと頷いた。
「……みこちゃん、の……もっと、して……」
すちが萌え袖の手でみことの白衣の裾を掴み、小さなおねだりをする。
その瞬間、みことの中の「天然お兄ちゃん」のスイッチが完全に切れた。
「……それは、僕を困らせようとして言ってるの? ……あぁ、もう。すちくんが可愛すぎるのが悪いんだよ?」
みことはすちを抱き上げたまま、診察台から、奥にある休憩用のソファへと移動した。
すちをゆっくりと沈ませ、その上に覆い被さるようにして、みことが耳元で熱く囁く。
「……いい? 今夜は僕が、すちくんの全部を『治療』してあげる。……他の誰も知らない、すちくんだけの甘い場所、僕がいっぱい見つけてあげるからね」
みことの指が、すちのパーカーの裾から、熱を持った肌へと忍び込んでいく。
その時——。
ガチャッ!!
「おーい! みこと! すちがここに来たって聞いたんだが——……」
「あ、みこちゃんずるい! すちくんと密会してる!!」
最悪(?)のタイミングで扉を開けたのは、任務帰りのなつと、お菓子を持ったこさめだった。
「……チッ。……おい、みこと。その手、どこに入れてんだ」
「みこちゃん、だめだよ! すちくんはみんなのなんだから!」
二人の背後からは、殺気を放つLANと、クマのぬいぐるみを抱えたいるままで顔を出している。
「……みこと。……ボスの許可なく、診察以上のことをしようとしたな?」
「……みこと、これ、説教必要だな。」
「あはは……。みんな、帰ってくるのが早すぎるよ……」
みことは、すちを自分の背中に隠すように抱き寄せ、困ったように、でも勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「残念。すちくんは今、僕の『患者さん』だから。……今日はもう、誰にも返さないよ?」
次回♥️300💬1
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なつすちの供給を…