Christmas Ver ．短 編 集

悲惨な点数を眺めながら先生の話を聞き流す

テストは毎回ノー勉

そして毎回悲惨な点数を取る

４０点未満が赤点になるうちの学校

私は、ほぼ全科目３０点代

悲惨すぎて皆からバカ認定されている程

駒井 ｺﾏｲ「 ふは っ w また赤点 ? 笑 」

天野 ｱﾏﾉ「 通常運転かな、笑 」

あーあ、この人にもバカにされた。

片想いし始めて早２年が経つ

私が人生で初めて恋をした人

駒井「 天野、明日クリスマスだけど予定は ? 」

天野「 ある訳、笑 」

駒井「 そ ? なら俺とどっか行かね ?? 」

神様、ありがとうございました。

バカで居続けた甲斐がありました。（ ? ）

明日絶対に告って付き合お。絶対。

駒井「 黙んないでもらって 」

天野「 あ、はい、お願いします（ ? ）」

駒井「 はい（ ? ）」

分かっていなさそうな顔で返事をすると

イルミネーションのチケットをくれる

１２月２５日 クリスマスプレミアムチケット

その文字を見て勝手に嬉しくなる

無数のLEDライトで出来ているトンネル

初恋の人とイルミネーションを見る日が来る、。

出来ることなら過去の私に伝えてあげたい

駒井「 、、天野、あのさ、」

天野「 うん ? 」

駒井「 ずっと好きだった、付き合って欲しい 」

天野「 、嘘、、」

光のトンネルの下で、

君と抱き合う日が来ること、

好き。と言い合える日が来ること、

いつか結婚する日が来るかもしれないこと、

全部全部、過去の私に伝えたい。

きっと今日が世界でいちばん幸せな日。

天野「 えへへ、嬉し ~ な ~ 」

駒井「 そういうとこだよな、ほんとに。」

自分の言葉で紅くなる彼を見るのは

何だか嬉しかった

無数のLEDライトよりも輝くたった１人の君を

私は永遠に愛したい。

𝐹𝑖𝑛.