テラーノベル
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🖤💙〜甘えたな 酔っ払い〜
仕事を終えて帰宅すると、珍しくふっかさんから電話が入った
『あ、めめ?おつかれさま!』
「ふっかさん、お疲れ様です」
『仕事終わった?』
「うん、今家着いたところ」
『遅くまでのところ申し訳ないんだけどさぁ〜、《めめぇ〜?めめいるのぉ?》あ、ちょ、しょーた、しぃ〜!照抑えてて!』
電話越しに甘ったるい恋人の声がする
「しょっぴー、いるの?」
『いや、そーなのよ。照と3人で飲んでたんだけど、翔太酔っ払っちゃってさ。めめ、めめ、って聞かないのよ《ふっかぁ、めめいるの?ってばぁ、むぐぅ》あ〜もう!ちょっと待てって!〈翔太、しぃーだってば〉』
電話越しに岩本くんの声も聞こえる
「ふは笑 ほんとだ、珍しい」
『仕事で疲れてるところ悪いんだけど、ちょっと今からさ、送り届けに行ってもいい?』
「うん、大丈夫。待ってるね」
『まじごめんな!今もうタクシーで向かってる途中だからさ、15分ちょっとで着くと思うから!』
「了解」
『ん、じゃ、あとで』
ご飯は途中で食べたから、お風呂のお湯を溜めながら待てば、伝えられた通りの時間で インターホンが鳴る
「はーい」
「めめぇ〜!」
開けた途端に愛しい温もりに抱きつかれる
「おつかれ、めめ」
「目黒おつかれさま」
その後ろにはちょっと疲れた顔のふっかさんと岩本くんがいて、ひとまず玄関に入ってもらう
「翔太くんおかえり」
「ただいまぁ!」
抱きつく恋人に声をかければ、そのまま顔をあげて嬉しそうに見上げてくる
頭を撫でれば満足そうに可愛らしく微笑む
「あーあー、嬉しそうにしちゃって〜笑」
「ふっかさんも岩本くんも、ありがとう」
「いや、こっちこそだよ。遅くに悪いな」
「全然、こんなしょっぴー珍しいし」
「あ、そうなの?笑 車の中でもずーっと、めめ、めめ言ってたよ笑」
「いつもはもう少しツンツンだよ。みんなの前よりはデレてはくれるけど」
「想像できるな笑」
「じゃ目黒、悪いけどあとはよろしく」
「うん、おやすみなさい。ほら、翔太くん、2人とも帰るって」
「ん〜。ふっかもひかるもおやすみぃ〜」
「ふは笑 にっこにこで、かぁいい笑 おやすみ翔太」
「翔太またな」
翔太くんは、ぽんぽんとふっかさんに頭を軽く叩かれて、ちょっと照れながら片手を振って2人を見送る
「よし、翔太くんおいで」
「ん!」
玄関の鍵を閉めて、両手を広げて待つ翔太くんをグイッと抱き上げてリビングに運ぶ
抱きつかせたままソファに座ると、頬を擦り寄せてまた甘えてくる
「ん〜!めめぇ〜!」
「ふふ、えらくご機嫌じゃない」
「会いたかったの〜」
「酔っ払ってるから素直なの?」
「ん〜?」
「ふふふ、かわいいね」
「へへ、めめ、すきぃ〜」
「俺も好きだよ」
「嬉しい〜!ちゅーしよ!」
「ふふ、いいよ」
「ん」
少し唇を突き出せば、翔太くんの方から重ねてくれる
珍しく積極的なのを嬉しく思いながら、薄く唇を開けば舌が差し出される
「ん、ん、ふぁ」
少し拙い舌づかいが可愛くって、首の後ろと腰に手を回して引き寄せて、キスを深くする
「ん!ぁん、はぁ、んん!」
漏れる息の色がだいぶ濃くなってきて、顔を離せば、とろーんととろけた瞳に見つめ返される
「…はぁ、めめ」
「んふ、とろけちゃって。かーわいい」
「ん、もっと」
おでこを合わせて囁けば、可愛らしいおねだりがくる
上気して頬が色づき、小さくて桜色の花唇から熱い息が漏れる
艶っぽく潤んだ瞳で上目遣いをされて、断わる理由なんてない
もう一度キスを重ねる
肩に置かれた両手が服を掴む
薄く目を開けると、ぎゅっと目を瞑って一生懸命にキスに応える可愛い顔が見える
「ん、はぁ」
「翔太くん、続きはお風呂でどう?」
「…うん、早く蓮が欲しい」
「ふふ、いくらでも」
少し酔いが醒めてきたのか照れが混じってきたのにも、心臓がぎゅっと掴まれる
頬に軽いキスを送ってから、抱き上げてお風呂に向かう
その夜は、お風呂でも、その後のベットでも、いつもよりも素直で甘々な翔太くんを堪能した
翌朝、夜の自分の言動を思い出して、盛大に照れている翔太くんも最高に可愛くって、たまには酔っ払っらってもらうのもありだなぁなんて思いながら、両手で顔を隠す翔太くんの頭を撫でる
「もう……へらへらするなよ」
「だって可愛いし、可愛かったし」
「…………お前さ、わざと酔っ払わせようとかするなよ」
「ふは笑 お見通しだね笑」
「否定しろよ!……ほんと、さいあく」
「なんでよ、俺は大歓迎だし」
「ばーか!」
「通常運転の翔太くんも可愛いよ」
「………もう、いい」
諦めて、すっごく嫌そうにため息をつきながらも、結局俺の腕の中からは抜け出そうとしない
そんなところも可愛いって思っているのには気づいてないんだろう
「ふふ、かわいい」
「もういいって」
顰めっ面で見上げられるけど、ツンだろうが、デレだろうが、全部が可愛く見えるんだから仕方ない
今度、美味しい魚介と一緒に飲みやすい日本酒でも取り寄せようかな、なんて考えながら、口を尖らせている恋人のご機嫌を宥めて、愛おしい朝の時間が過ぎていく
コメント
10件
はい、可愛い、優勝🏆
