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豪は、右手をショーツの中に入れ、膣に人差し指と中指を埋め込み、親指で腫れ上がっている花芯を擦りながら律動させた。
「奈美……」
彼の長い左腕が、彼女の首の裏に回ると、そのまま胸の乳首を指先で撫でていく。
「んあっ……っ……ご……う…………さ……んっ…………あんっ……」
下腹部がキュっと疼き、甘い痺れが徐々に膨らんでいくのを、奈美は感じていた。
視姦するように見下ろしながら、口元を切なげに歪ませる彼の艶が凄まじい。
奥二重の瞳の色は濡れ、彼女の心を甘美に締め付ける。
少しずつ速さと激しさを増した手の抽送で、奈美の胸がフルフルっと僅かに揺れ動いた。
ジュプジュプといやらしい水音が彼の手で奏でられる中、眉目秀麗な豪の顔が、彼女の耳元に近付ける。
「俺に見られながらイけよ……」
身体がグズグズに蕩けてしまうほどの甘い声音で囁くと、彼は奈美を見下ろした。
「ご……豪さんっ…………もう……ダっ……っ……ああぁぁっ——」
彼女は堪らず手を伸ばして、震える指先で彼の頬に触れた。
手の律動と指先の動きが更に激しくなると、奈美の身体は絶頂に向かって駆け上がり、腰と背中が浮き上がる。
豪が奈美の痴態を見つめる中、頭が徐々に白く霞み、快楽の糸がプツリと途切れながら身体が弛緩した。
奈美の中から指を引き抜き、彼が指にまみれた甘露を舐め取る。
その仕草と妖艶な面立ちに、彼女の鼓動がドクリと大きな音を立てた。
「奈美……」
豪が、奈美を掻き抱きながら、唇を幾度も重ねる。
露わになった首筋にも唇を落とし、そのままデコルテへと辿らせると、痛みを感じるほどの強さで吸い上げた。
「キスマーク……み……見えちゃ……う……」
豪が三つ目の華を奈美の肌に植え付け、開花するのを見届けると、小さな唇を焦らすように食む。
「俺だけの……愛おしい女……」
滑らかな首筋に顔を埋めながら、豪は彼女を強く抱きしめた。
駐車場には結局、一時間以上いたのかもしれない。
時刻は既に日を跨いでいる。
半ば放心状態の奈美の胸とデコルテには、彼が咲かせた三つの赤黒い華の証が、暗闇の中で仄かに浮かび上がっていた。