テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,748
MaruM
24
鍋や食器を台所へ持っていって洗った後、家の鍵を閉めてテントの中へ。
丸く座ってUNOやハゲタカの餌食なんてカードゲームで戦った後。
「今日は疲れたでしょうから、そろそろ就寝しましょうか」
先生の言葉で寝袋を広げる。
なお枕は、寝袋の袋等に先生供給の雨具とかタオルとかを入れて作っている。
キャンプ等では着替えを使うとの事だ。
そんな訳で皆で横になったのだけれど。
眠れない。
端っこで良かったとは思う。
両側が女の子だったら間違いなく、もっと緊張しただろう。
そうでなくともちょっと固まっている。
既に誰かの寝息が聞こえているし。
寝袋の中にもぐってスマホを見てみる。
時間はまだ20時過ぎだ。
これは確かに眠れないよなと、ふと思う。
スマホを消して寝袋から少し顔を出す。
何か女の子っぽい匂いがするような気がする。
わかっている。気のせいだ。そう思っても……
僕以外の寝息が聞こえる。
この方向と感じからして、これは栗原さん。
でもその隣の竹川さんも既に熟睡中だな。
寝息でそんな事までわかる訳で……
寝袋の中でスマホを起動して、再び現実逃避。
そんな事を何回か繰り返す。
先輩は寝息をたてずに寝るとか。
竹川さんは時々いびきをかくとか。
先生はいびきはかかないが、寝息だけでもけっこうな音量だとか。
そんな必要ない知識ばかり増えたところで。
記憶が確かなら、22時12分から3分位後。
僕はそれに気づいた。
最初は誰かがスマホをつけたのかと思った。
でも光の角度が違う気がする。
懐中電灯と違うような気もする。
明かりが近づいてくるような気がする。
足音とか一切無いけれど。
そして……
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!