コメント
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「じゃ、行ってくるね」
「ああ。気を付けて」
「うん。帰りは6時くらいになると思う」
「分かった。待ってる」
玄関まで来てくれた宏忠さんはそう言って私を見送った。
「待ってる」だって。
なんだか、くすぐったい。
最近、宏忠さんは前より、笑顔を見せてくれることが多くなった。
昨日、どこで星を見るかという話をしながら、ちょっとだけ2人で夜更かしをした。
ビターな香り立ち込めるコーヒーを飲みながら、微笑む宏忠さん。その姿に心がぎゅっと締め付けられる。その原因はきっと私が今、ものすごく幸せだから。
宏忠さんも一緒の気持ちだったらいいなとか、いつもでも一緒に居れたらいいなとか、そんな事を願ってしまうからだ。
「おい、遅いぞ!」
「…………」
「迎えに来てやったぞ、乗れ」
せっかく人がいい気分で家を出たっていうのに、駐車場に隠れるように止まっていた車に乗っていた人物のせいで*********
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