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🌌 世界観設定:刻の碧律 - The Resonance of the Verdant Line
■ 碧族(へきぞく)とは
**碧族(Verdants)**とは、人類の中でも特殊な遺伝変異を持ち、「フラクタル共鳴」と呼ばれる異能を扱える者たち。
外見上は人間と大差ないが、瞳や血液中に“碧素(へきそ)”と呼ばれる微細な共鳴粒子を有しており、強い感情や精神集中により能力が発動する。
🔹 特徴
碧素濃度により能力の強度が変化。
感情の高ぶりで能力が暴走する危険がある(通称:共鳴過剰(ディストーション))。
感情の波長が近い者同士で共鳴しやすく、ペアやチームで戦うことで能力効率が跳ね上がる。
■ 碧族の社会と階層
🏙 碧族都市
浮遊都市は、碧族たちの自治領として形成された中立拠点。非碧族からの干渉を避けるため、移動式の空間領域に存在している。
📊 階層構造
階層 説明
律者(リツシャ) 最上位層。碧律に直接干渉できる存在。旧文明の記録と儀式を守る。
交響士(シンフォナ) 共鳴率の高い者。フラクタル戦闘・研究の主力。部隊長クラス。
奏者(ソウシャ) 一般碧族。能力差はあるが、戦術部隊や研究班として活動。
潜律者(せんりつしゃ) 覚醒前の候補者。感応訓練や共鳴適正テストを受ける。
■ フラクタル(Fractal)とは
🔷 定義
碧素を媒介とした超構造演算による能力発動。
その形は術式、武器化、空間干渉、感覚操作など多岐にわたる。
🧬 種類
攻性フラクタル:衝撃波・重力変化・加速など。
守性フラクタル:バリア、時差防壁、空間位相干渉など。
認知系フラクタル:敵の意思読み取り、共鳴感知、感覚拡張。
特異型フラクタル:個体固有。例:ゼインの《フェーズアウト》など。
■ 共鳴(Resonance)
🌀 意味
フラクタル能力の核。
「他者の感情・記憶・存在」に反応し、能力が変化・増幅する現象。
💠 共鳴階層(参考)
レベル 名称 内容
R0 単独起動 自己の意思で発動できる。初心者レベル。
R1 同調共鳴 相手と感情が通じ合うと効率が上がる。
R2 拡張共鳴 複数人が同時に共鳴し、演算領域を広げる。
R3 深層共鳴 記憶やトラウマに触れたときに発動。危険もある。
R4 律式共鳴 世界律(物理法則)を一時的に上書き。最上位。
■ 現在の世界情勢
世界は、ヴェール・バインドと呼ばれる統制機関と、碧族との見えない戦争状態にある。
ヴェール・バインドは碧族を制御すべき「兵器」と見なし、拘束・実験を行っている。
一方で碧族の中にも過激派が存在し、共鳴過剰により都市を崩壊させる事故も起きている。
■ 主人公たちの立場
ゼイン:覚醒型の碧族。戦闘中に共鳴を加速させる特異体質。ジャケット姿で銀灰色の瞳を持ち、沈着冷静な戦闘スタイル。
ナヴィス:観測型碧族。重力干渉などトリッキーなフラクタルを使う。黒髪で飄々とした性格だが、戦場では頼れる相棒。
■ 用語ピックアップ
碧律(へきりつ):共鳴現象の基盤となる存在論的“律”。共鳴はこの律に沿って発生する。
共鳴過剰(ディストーション):感情の波長が狂い、暴走的にフラクタルが増幅される状態。
ライフカード:共鳴履歴や感情パターンを記録する個人媒体。フラクタル制御にも使用。
フラプロ:フラクタル・プログラムの略称。複数の能力を束ねて制御できる上位技術。100文字以内で記述するがそれ以上だと碧素が暴走する。コードの美しさや効率が問われる。